依頼者の希望を第一に考え、相続問題を解決。電話相談無料、夜間・土日祝可〜悩んだら一度お電話を
富山県富山市磯部町で「脇法律事務所」を経営する脇徹弁護士(富山県弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを聞きました。証券会社勤務を経て弁護士になったという、異色の経歴を持つ脇弁護士。社会人経験に加え、富山で長く弁護士を続けてきた強みも活かして相続案件に取り組んでいます。
インタビュー
証券会社勤務から弁護士の道へ
これまでの経歴について教えてください。
出身は東京で、大学卒業後は証券会社に就職し、約6年間営業として働きました。もちろん非常にやりがいのある仕事でしたが、大きな組織なので、自分一人でできることは限られています。働いているうちに、もっと自由に、もっと直接人の役に立てる仕事がしたいと思うようになりました。
ちょうどその頃、社会人から法科大学院(ロースクール)へ進学して弁護士になる人が増えたという時代の流れもあり、一念発起して弁護士を目指すことにしました。
証券会社勤務経験をお持ちの弁護士というのは珍しいですね。弁護士になってからのことも教えてください。
専修大学法科大学院を卒業後、2013年に弁護士になり、弁護士法人アディーレ法律事務所富山支店に就職しました。ご縁があって富山に来たわけですが、住みやすく、地元の方もあたたかくて、とても魅力的な街だと思ったんです。引き続き富山の皆様のお役に立てればと思い、2021年に独立して事務所を開設しました。
事務所として、どういったことを大切にされていますか?
親身になって考えることを大切にしています。
依頼者は、色んな想いや悩みを抱えて弁護士を頼ってくださいます。そこで弁護士が「法律ではこうなっています」「それは無理です」と頭ごなしに言うのは、依頼者に寄り添った対応とはいえません。
ですから、たとえ依頼者の言い分が法律上通らないとしても、まずは依頼者の立場になって話を聞くようにしています。その上で、法律上、実現することが難しい理由を丁寧に説明し、代替案として考えられる解決策を提案します。話をじっくり聞くことで依頼者の気持ちを理解できて、難しい状況の中でも、可能な限りご意向に沿った対応ができます。
依頼者の希望を尊重して対応します
相続について、どのような相談が多いでしょうか。
遺産分割、相続放棄、遺言に関することなど、相続全般についてご相談いただいています。
遺産分割は、「何から手を付けてよいかわからないので、手続きの進め方を教えてほしい」というご相談もあれば、「相続人同士で話し合ったけれどうまくいかないので、間に入って交渉してほしい」というご相談もあります。
遺言は、自分が亡くなる前に作りたいという方はもちろん、被相続人(=亡くなられた方)が遺した遺言に納得いかないということで相談にくる方もいます。
相続人同士の話し合いがうまくいかないのは、どういう理由なのでしょうか。
様々ですが、たとえば一部の相続人が、「被相続人は生前こう言っていた」と譲らなかったり、家を継ぐのは自分だから全ての財産を相続すると主張したりして、他の相続人と対立するケースがあります。
また、被相続人と同居していた相続人が勝手に財産を使い込んだ疑惑が生じてトラブルになることもありますし、もともと相続人同士の仲が悪くて話ができないというケースもあります。
相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。
他の相続人と交渉する際に、必要以上に攻撃的にならないように気をつけています。強く言ったところで相手をコントロールできるわけではありませんし、相手も攻撃的になったり、意地になってしまったりすることが多いです。
弁護士は事を荒立てるのが仕事ではなく、あくまでもトラブルを解決するのが仕事です。言うべきことは言いますが、冷静に対応することが大事だと思っています。
また、依頼者の希望を尊重することも心がけています。依頼者の中には、裁判は避けて、できるだけ穏便に済ませたいという方もいれば、徹底的に闘って1円でも多く獲得したいという方もいます。丁寧に話を聞いて意向を理解し、できるだけその方の希望を叶えられる方向で対応を進めていきます。
社会人経験も活かし、依頼者の気持ちに寄り添ってサポートします
先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどういったところでしょうか。
社会人経験があるところは強みです。証券会社時代にたくさんのお客様や同僚と出会い、様々な価値観や考え方に触れたので、依頼者のお気持ちや状況を想像、理解することには長けているかもしれません。また、6年近く営業として働いたことで、相手のちょっとした変化に気づいたり、相手が理解しやすいように説明することも訓練されたのではないかと思います。
また、弁護士になって以来ずっと富山で活動していますから、税理士・司法書士・不動産業者などのネットワークもできました。土地勘もついてきました。
弁護士としても10年以上の経験をお持ちですが、その点はいかがでしょうか。
やはり弁護士になって数年目の頃と比べれば、それなりに経験は積んだと思います。特に独立してからは量も緊張感も増したように思います。
弁護士経験が長くなると、相談・依頼を受けた際の見通しも立ちやすくなるのですか。
もちろん経験が増える分、そういう面はあります。しかし、いざ相手方の相続人とやり取りをするようになると、意外な主張や証拠が出てくるケースも少なくありません。ですから、依頼者側の説明だけを聴いて断定しないように注意しています。
電話相談無料。相談するか迷ったら、一度お電話ください
相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。
相続は誰もが繰り返し経験するものではなく、多くの方にとって初めてのことが多いです。そして、誰もが、不公平な扱いを受けたくない、これまでの苦労を考慮してほしい、みんな何かをこっそり貰っていたはずだ、等様々な思いを抱えつつ親族との財産の奪い合いを余儀なくされます。そのような中、冷静に適正な判断ができる人は稀でしょう。
相続のトラブルを速やかに解決するためには、法律上の問題点と、解決方法を理解していることが重要です。弁護士は、たくさんの相続トラブルに取り組み、解決してきた経験があります。相談していただければ、経験と知識に基づき、解決までの適切な道筋を提示することが可能です。
早めに相談するメリットと、相談が遅れることによるデメリットを教えてください。
一度約束したことや言ったことを、後で引っ込めるのは簡単ではありません。ですから、何か約束する前はもちろん、相続人同士で話し合う前に相談だけでもしていただけると、トラブルを防ぎやすくなります。
反対に、相談が遅れることでトラブルが大きくなったり、取り返しがつかないことになる場合もあるのでご注意ください。特に遺産分割協議書などの書類にサインしてしまったら、後から撤回することはかなり困難だと思ってください。
先生に相談したい場合は、どうすればよいですか。
電話またはWebフォームから予約の上、予約当日に事務所までお越しください。相談料は、30分ごとに5500円(税込)です。業務時間は平日9時から18時ですが、夜間や土日祝も可能な限り対応いたします。
「弁護士に相談すべきことなんだろうか」と疑問に思ったり、相談する踏ん切りがつかなかったりする場合はどうすればよいですか。
当事務所では、法律相談にお越しいただく必要があるかどうかを判断していただくために、電話で無料相談を受け付けております。その電話で、ご不安に思っていることを伺い、弁護士に相談すべきかどうか、対応を急ぐべきかゆっくりでよいか、といったことをアドバイスします。
電話相談の結果、「弁護士に相談する必要がない」とわかれば、相談するかどうか悩んでいたモヤモヤがなくなり、気持ちが軽くなると思います。業務時間外でも電話に出られる場合がありますので、いつでも気軽にお電話ください。
相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
法律知識がない状態で一人で抱え込むことは大きなストレスになりますし、感情に任せて他の相続人と話し合った結果、トラブルが大きくなることも少なくありません。
少しでも疑問や不安があったり、他の相続人とトラブルになりそうだと思ったりした場合は、ぜひ早めに相談していただければと思います。