法人全体で知見を共有し、困難な相続問題にも対応。想いに寄り添い、最善の解決への設計図を描く

東京都渋谷区「弁護士法人リーガルプラス渋谷法律事務所」の谷靖介弁護士(東京弁護士会所属)に、相続分野への取り組みについて聞きました。東京・千葉・茨城に10の支店を持つ「弁護士法人リーガルプラス」の代表を務める谷弁護士。法人全体で多数の相続案件を取り扱い、その中で得られた知見を駆使して難しいケースにも対応します。事務所の理念や相続案件を手がける上での心構え、事務所の強みなどを聞きました。
インタビュー
法律サービスを通じて、社会やクライアントにプラスの価値を提供したい
これまでの経歴を教えてください。
出身は東京で、明治大学法学部を卒業しました。2004年に弁護士になってからは、東京都内の法律事務所で経験を積んだ後、茨城県内の弁護士過疎地に設置された「ひまわり基金法律事務所」の初代所長に就任しました。
ひまわり基金法律事務所は、任期満了後は後任の所長に引き継ぐことが多いのですが、私は引き続き地域の皆様のお役に立ちたいという想いもあり、当弁護士法人を設立する形でそのまま残りました。
「ひまわり基金法律事務所」というのはどういった事務所なのでしょうか?
弁護士が少ない又は一人もいない「弁護士過疎地」と呼ばれる地域でも、いつでも、誰でも法的サービスを受けられるように、日本弁護士連合会などの支援を受けて開設・運営される公的な法律事務所です。
弁護士法人という形を採られたのは、どういった理由からでしょうか。
法人にすると、法律事務所の支店を出すことができます。弁護士過疎地で仕事をしたことで、弁護士の数や専門性の問題で、適切な法的サービスを受けられない人がたくさんいると痛感しました。そういった問題を少しでも解消できればと思って法人化し、現在は東京・千葉・茨城に10の支店を設けています。
事務所の理念を教えてください。
法人名の「リーガルプラス」という名前にあるとおり、法律サービスを通じて社会やクライアントにプラスの価値を提供するということです。この理念を法人全体で実現するために、理念や業務で心掛けることなどを「クレドカード」という形にして弁護士やスタッフに配布しています。
依頼者とのコミュニケーションで心がけていることを教えてください。
当法人は個人のクライアントが非常に多く、様々な悩みや感情を抱えていらっしゃいます。そういった方の苦しみや大変さに寄り添うコミュニケーションを心がけています。
また、わかりやすい説明を心がけています。できるだけ専門用語を使わないのはもちろん、相続手続きに関するパンフレットなどを作って、今どういう段階で、これからどうなっていくのか視覚的にわかるような工夫もしています。
相続分野で豊富な取り扱い件数。セカンドオピニオンにも対応しています
相続案件に注力している理由を教えてください。
相続は手続きが複雑で、実務的な運用などを熟知していることも重要です。そのため弁護士業務の中でも、多くの経験と専門的な知識が必要な分野です。
ところが、相続に関して質の高い法的サービスを提供できる弁護士は少ないと感じています。というのも、相続という分野自体は、ほとんどの弁護士が取り扱っています。ところが多くの弁護士が常時何件も担当しているかというとそうではなく、年1〜2件という弁護士も少なくありません。そうなると、どうしても相続分野の経験が蓄積されないんですね。
そこで当法人は、相続に関して質の高い法的サービスを提供したいという想いから注力しています。2023年には法人全体で年間300件以上の相続に関する法律相談を受け、私自身も常時20件以上の相続案件を担当しています。
相続案件の取り扱いが多いことで、どういった違いが出ると思われますか。
たとえば一口に遺産分割と言っても、純粋なお金の問題だけでなく、長年に渡る相続人間の関係や感情、周辺の法律問題など、本当に多くの問題が絡んできます。それを1つの手続きでまとめて解決することは、そもそも法律的に不可能だったり、とても時間がかかったりすることが多いです。
そのため当事務所では、場当たり的な対応や短期的な視点で考えるのではなく、まずはきちんと整理して、設計図を作るイメージで解決までの道筋を描いて進めるようにしています。これは相続に関して多くのノウハウがあるからこそできることで、経験が少ないと難しいと思います。
相続についてよくある相談内容を教えてください。
遺産分割をはじめ、遺留分侵害額請求や遺言書作成、遺言書の有効性、相続放棄など、幅広くご相談いただいています。
遺産分割では、「なにから手を付ければよいかわからない」という段階でご相談いただくこともありますが、「相続人同士で話し合ってもめてしまった」「法的に難しい問題がある」「他の弁護士から断られてしまった」「今頼んでいる弁護士の進め方に疑問がある」などの相談も多いです。
他の弁護士に依頼している状況でも、相談してよいのですか。
もちろんです。医療の世界では、別のお医者さんにセカンドオピニオンを求めるのは普通のことで、それと同じです。今頼んでいる弁護士のやり方に問題がないと思えば、そのとおりお伝えします。
相続は、依頼する弁護士によって解決内容や解決までの時間が大きく変わります。不安を抱えながら依頼を続けることはストレスになりますから、他の弁護士の意見を聞いてみることは有益だと思います。
法人全体で多数の相続案件を取り扱う。豊富な知見を駆使して、納得の解決を目指します
相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。
法的な解決とクライアントの心情のバランスを意識しています。相続は感情が絡むことが多いので、「法律的にはこうだけど、気持ち的に納得いかない」という場面は少なくありません。
そこで法的な部分と感情的な部分を分けてしまうと、クライアントの納得感は得られにくいです。法的には難しくても主張してみるとか、クライアントとじっくり話して理解を得るようにしています。
先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどんなところでしょうか。
当法人は相続に注力していることに加え、多くの弁護士が所属していることも強みです。その分、多くの相続案件を解決することができますので、そこで得られた知識や経験を共有できます。それによって、難しい問題でも解決できたり、よりよい解決方法を考えることができます。
また、複数名で担当することで、作業量の多い案件やスピードが求められる案件でもスムーズに進められます。
初回相談無料。少しでも不安や疑問があればご相談ください
相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。
しっかり問題を整理できるということが大きいです。皆さんがこだわっていることが法律的に通るのか知るだけでも、その先どうするか判断しやすくなります。また、他の相続人から色々要求されている場合は、その要求が本当に正しいのかわかります。
早めに相談するメリットと、相談が遅れることによるデメリットを教えてください。
たとえば遺産分割協議が成立したあとに相談に来られても、やり直すことはまず不可能です。ですから、できるだけ早い段階で相談することで、後悔のない選択をしやすくなります。他の相続人からなにか提案されたとき、少しでも違和感を感じたら弁護士に相談することをおすすめします。
これまで取り組んできた相続案件の中で、印象に残っているものはありますか。
お父さんが亡くなって、お母さんと子どもたちが相続人という状況で、子どもの一人から相談を受けたケースがあります。すでに別の弁護士に依頼して遺産分割調停中だったのですが、本当にこの方針でよいのかというセカンドオピニオンで相談に来られました。
状況を聞いたところ、本来調停で話し合うことではない事項まで全て話し合おうとしていて、既に2年半ほど調停が続いていたのに2割くらいしか進んでいない印象でした。そこで私から、調停で対象にすべきこと・すべきでないことを整理し、こういう風に進めるのはどうですかと提案したところ、ぜひ私に依頼したいということで引き継ぎました。
それから1年半ほどかけて話し合いを続けて、最終的に調停が成立しました。クライアントから信頼していただき、解決したときには大変喜んでいただけました。
相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
相続は家族の問題なので、常識的な方ほど、弁護士に相談することに抵抗を感じるように思います。しかし、そういった方にこそ損をしてほしくないですし、強引な人の言いなりになってほしくないと思っています。
相談したからといって、必ずご依頼いただく必要はありません。一度のご相談で終わっても構いませんし、継続的にご相談いただくことも可能です。当事務所では初回相談は無料にしておりますので、少しでも不安や疑問があれば一度ご相談ください。