相続トラブルの早期解決をサポート〜冷静な視点と柔軟な対応で最善の結果を導く
大阪府大阪市「竹森法律事務所」の竹森茂夫弁護士(大阪弁護士会所属)に相続分野の取り組みについて話を聞きました。弁護士歴25年以上の豊富な知識と経験を活かして、迅速かつ丁寧な対応で相続問題を解決している竹森弁護士。相続案件を手掛ける上で心がけていることや相続問題を弁護士に相談するメリットなどを聞きました。
インタビュー
コツコツと地道に努力を積み重ねる
事務所設立の経緯を教えてください。
1996年に弁護士登録をして6年間、大阪の弁護士事務所で勤務弁護士として経験を積みました。その後、2002年に独立を決意して、現在の事務所を開設しました。
弁護士を志した頃から、将来的には独立したいという考えを持っていました。当時は3年から5年ほどの経験を積んでから独立する弁護士が多かったので、「そろそろ自分も」と思い、決断に至ったのです。
事務所の理念を教えてください。
依頼された事件に対して誠実に、コツコツと取り組むことです。一つ一つのことに地道に努力を積み重ねることが大切だと思っています。
法的トラブルに直面された方々は、一刻も早く平穏な日常を取り戻したいと願っています。その思いに応えるため、迅速かつ丁寧な対応を心がけています。
相続分野に注力する理由はどのような点にありますか。
ここ数年、相続に関する相談や依頼が立て続けに寄せられるようになりました。意図的に相続分野に特化しようと考えていたわけではありませんが、自然と相続案件を扱う機会が増えました。
相続案件を数多く手がけていく中で、経験値が着実に積み上がり、この分野での専門性も徐々に深まってきました。そうした実務経験を通じて培った知識と対応力を活かし、相続に関する問題解決のお手伝いができればと考えています。
対立を深めずに建設的な解決を目指す
具体的にはどのような相談が多いですか。
相談の中で特に多いのが、遺産分割に関するものです。典型的なケースとしては、相続人である兄弟姉妹の関係が良好ではなく話し合いができないため、代理人として交渉を進めてほしいというものです。他に、被相続人の後妻と先妻の子どもとの間で遺産分割協議が難航するという相談も少なくありません。
また、相続財産に多額の負債が含まれているケースもあります。このような場合、相続放棄についての相談を受けることがあります。珍しいケースとしては、相続人が存在しないケースで、被相続人の従兄弟から特別縁故者として相続財産を取得したいという相談もありました。
相続問題は、一見すると似たような案件でも、家族関係や財産状況によって対応がまったく異なります。それぞれの案件に適した解決に導けるよう心がけています。
遺産分割トラブルではどのような解決方針で対応していますか。
まず意識しているのは、依頼者に法的な現実を理解していただくことです。交渉や調停で合意に至らず、最終的に審判となれば法定相続分に従って分割されることになります。この事実を前提として、現実的な解決策を探っていくことが重要だと考えています。
案件の中には、寄与分や特別受益が争点となることがあります。これらの主張は立証が必要となるため、証拠の有無や証明の可能性を慎重に検討したうえで、実現可能な方針を提案するようにしています。
解決手段の選択については、交渉を重視するか、早期に調停を申し立てるかは、それぞれの事案の特性によって判断しています。重要なのは、交渉や調停といった手段にこだわりすぎないことです。状況に応じて柔軟に対応方針を変更できることこそが、依頼者の信頼を得ることにつながると考えています。
相続案件を手がける上で心がけていることはありますか。
依頼者のニーズに応えながらも、必要以上に争いを大きくしないことです。相続問題は、家族間での争いになることが多いため、必要以上に対立を深めないよう配慮して、できるだけ冷静で建設的な解決を目指しています。
例えば、寄与分や特別受益の主張については、確実に証明できる場合にのみ取り上げることを提案しています。感情的な主張が前面に出ている場合には、「裁判所ではこの主張は認められない可能性が高い」ということを、率直に依頼者に伝えるようにしています。
見通しが厳しいにもかかわらず無理な主張を続けると、解決が長引き、相手方や裁判所に悪い印象を与えることもあります。依頼者にとって最善の結果を得るために、そうしたリスクをきちんと説明するのも弁護士の大事な役割です。
もちろん、依頼者の思いをしっかり聞くことも重要です。ただし、その思いをそのまま主張するだけでは十分ではありません。依頼者とともに最善の方法を探り、冷静に判断しながら、適切な解決へと導くことが大切だと考えています。
悩んだときには資格を持つ専門家に相談を
相続問題を弁護士に相談するメリットにはどのようなことがありますか。
最近はインターネットで相続に関する情報が簡単に手に入るようになりました。ただ、その情報が正確かどうかを見極めるのは難しい部分もあります。やはり、専門家である弁護士に相談した方が安心ですし、正確な情報に基づいて早く解決に向かうことができます。
例えば、生命保険金や死亡退職金、年金の取り扱いについて悩まれる方は少なくありません。また、相続放棄を検討されている方からは、「預金を一切使ってはいけないのか」「病院費用や葬儀費用の支払いは問題ないのか」といった質問も寄せられます。
このような疑問や不安を抱えたまま時間が経過してしまうと、かえって解決が遅れたり、誤った対応をしてしまうリスクがあります。早い段階で専門家に相談することで、正確な情報と適切な解決方針を得ることができ、精神的な負担軽減にもつながります。「悩む必要がなくなる」ことが、なによりもメリットだと思います。
相続分野に関して、今後の展望を教えてください。
相続に関する相談件数が増えていく中で、私自身も着実に知識と経験を積み重ねてきました。今後も研鑽を重ね、より専門性の高い、そして迅速な対応ができるよう努めていきたいと思っています。
相続は誰にとっても身近な問題ですが、法律面だけでなく、家族関係や感情面など、様々な要素が複雑に絡み、専門的なサポートが必要な場面も多くあります。そうした際に頼れる弁護士でありたいと考えています。
最後に、相続問題を抱える方にメッセージをお願いいたします。
相続問題でお悩みの方は、一人で抱え込まずに、まずは専門家に相談することをお勧めします。正確な情報に基づいて適切な判断をすることが、スムーズな問題解決への第一歩となります。
最近では、弁護士や司法書士以外にも、民間の相続サポートサービスなど、様々な選択肢があります。しかし、どこに相談すべきか迷われた場合は、まずは弁護士への相談をお勧めします。弁護士は、紛争の有無にかかわらず、法的な観点から適切な解決策を提案し、サポートすることができます。
紛争性の有無にかかわらず、適切な解決にたどり着けるよう全力でサポートいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。