相続弁護士 ドットコム
弁護士法人クオリティ・ワン(石川県金沢市)

弁護士法人クオリティ・ワン

所在地
石川県 金沢市長町1-4-45
受付時間
  • 平日可
初回相談料
無料
/
60分まで
初回60分無料
受付時間
10:00-17:00
050-5284-6535

安心・納得を理念に、依頼者が本当に望む解決を。使い込みや事業承継など相続の悩みに幅広く対応

小倉 悠治弁護士法人クオリティ・ワン
安心・納得を理念に、依頼者が本当に望む解決を。使い込みや事業承継など相続の悩みに幅広く対応

石川県金沢市で「弁護士法人クオリティ・ワン」を経営する小倉悠治弁護士(金沢弁護士会所属)に、相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを伺いました。依頼者自身も気づいていない「本当の望み」を探るために、適切な質問をしながら想いを掘り下げていくことを大切にしている小倉弁護士。事務所には産業カウンセラーも在籍し、法律と心理の両面から依頼者をサポートして安心・納得の解決を目指します。

インタビュー

依頼者と丁寧に対話し、本当の望みを見極めます

これまでの経歴を教えてください。

出身は神奈川県で、東京大学教育学部、慶応義塾大学大学院法務研究科を卒業しました。2008年に弁護士になり、金沢市内の法律事務所に勤務した後、2018年に独立して「小倉悠治法律事務所」を設立しました。

当初は弁護士は私一人でしたが、2022年に法人化して「弁護士法人クオリティ・ワン」を設立、現在は東京にも事務所を構え、金沢事務所には私も含め3名、東京事務所には1名の弁護士が所属しています。

どういった想いで独立されたのですか。

元々独立志向が強かったわけではなく、以前所属していた事務所もとても居心地がよかったです。ただ、自分の事務所を経営してみたいという想い、そして自分が取り組みたい分野に注力できる事務所を作りたいという想いが次第に強くなり、独立しました。

事務所の理念を教えてください。

安心と納得です。これは依頼者の安心と納得だけでなく、トラブルの相手方の安心と納得、そして当事務所に所属する弁護士・スタッフ全員の安心と納得を意味します。

弁護士の中には、とにかく勝つことを目的にしている人も多いと思うんです。ただ、勝てば依頼者が安心・納得できるかというと、必ずしもそうではありません。裁判で勝ったとしても、「こんなに時間がかかるとは思わなかった」「裁判の中で相手から色々言われて不快だった」といった不満が残る場合もあります。ですから、勝ち負けは最終的な到達点ではないのです。

大事なことは、ご依頼いただいた案件が解決したときに、依頼者の中に安心・納得があるかどうかです。その目的を達成するために勝つことが必要であれば、もちろん勝つことを目指します。要は「なんのために勝つのか」という視点がなければ、依頼者の安心・納得にはつながらないと考えています。

理念を実現するために、どういったことを意識されていますか。

初めてご連絡いただいたときから、柔らかい対応を心がけ、安心感を持っていただけるようにしています。また法律相談やご依頼いただいた後の打ち合わせでも、しっかりお話を聴くことを意識しています。「聴く」といっても、黙って聴き続けるわけではありません。依頼者が本当に望んでいることを見極めるために、適切な質問をしながら聴きます。

依頼者自身も気づいていない望みがあるということでしょうか。

そうなんです。表面的には、「勝ちたい」「相手を打ち負かしたい」と望んでいても、その奥に本人も気づいていない望みがあることが多いです。そこを掘り下げずに表面的な望みだけ実現しても、結局、安心・納得にはつながりません。

弁護士の役目は、依頼者が間違いのない選択ができるようにサポートすることです。選択というのは一度だけでなく、解決に至るまでに大小問わず何度もあります。そのたびに、「この選択で間違いない」と思ってもらえるようにサポートすることを心がけています。

弁護士法人クオリティ・ワン_小倉弁護士

相続全般に幅広く対応。経営者からのご相談も多くいただいています

相続案件に注力している理由を教えてください。

当事務所は企業法務にも注力し、経営者はもちろん、友人や従業員、そのご家族などから相続に関するご相談を受けることが多いです。そのニーズにしっかりお応えしたいという理由から力を入れています。

相続についてよくある相談内容を教えてください。

遺産分割や遺言書作成など相続全般についてご相談いただきますが、特に多いのは、「遺留分侵害額を請求したい」「被相続人と同居していた相続人が遺産を使い込んだ疑いがある」といったご相談です。1000万円を超える使い込みを回収した実績も複数あります。

遺産分割では、相続人の中に身勝手な人がいて話が進まなかったり、非上場株式や不動産の評価でもめて相談に来られる方が多いです。

使い込みで言いますと、今まさに同居している子どもが親の財産を使い込んでいるというご相談も少なくありません。これは相続とは違いますが、成年後見人の選任を申し立てるなど、必要に応じた対応をします。

経営者からのご相談が多いということでしたが、事業承継などのご相談も多いのでしょうか。

そうですね。事業承継といっても、ただ持っている株式を次期社長に引き継げばよいという単純な話ではありません。そもそも会社を後世に引き継ぐのか、引き継がずに終わらせるのか、M&Aという形で残すのか。そのために、どういう方法がよいのかといったところから一緒に考え、一番よい方法を探していきます。

ですから、「なにから手を付けてよいかわからない」という状態でも、ご遠慮なくご相談ください。

遺産分割協議の依頼を受けた場合、どのように進めていかれるのでしょうか。

弁護士の中には、早々に家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てる方もいます。ただ私は、依頼者の代理人として他の相続人と直接話し合い、解決を試みることが多いです。直接話した方がお気持ちも聞けますし、全員がより納得できる解決に近づけると思っています。

調停になると時間がかかりますし、調停委員という裁判所側の人が間に入って話し合いを進めるので、こちらでコントロールできない要素が増えます。やむを得ない場合を除き、できれば調停は避けたいというスタンスです。

他の相続人と直接話すときに、心がけていることはありますか。

私は敵ではなく、一緒に解決していく立場であるということを説明します。そして依頼者の主張を押し付けるのではなく、まず相手の主張に耳を傾け、お互い安心・納得できる解決方法がないか考えます。もちろん言うべきことは言いますが、必要以上に攻撃的になっても解決は遠のくだけです。

弁護士法人クオリティ・ワン_相談室1

産業カウンセラーも在籍し、依頼者が安心できる環境づくりを意識

先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどんなところでしょうか。

産業カウンセラーの資格を持った女性スタッフが在籍しており、必要に応じて相談や打ち合わせに同席するところが大きな特徴です。

事実関係を聞き取ったり、法的なアドバイスを提供したりするのは弁護士の仕事ですが、依頼者のお気持ちへの配慮も欠かせません。そこで心理のプロであるスタッフが同席することで、依頼者のちょっとした気持ちの変化を感じ取ったり、遠慮なく悩みを口に出せる環境作りができます。

また、私自身は2008年から長年弁護士を続け、多くの経験を積んできました。ですから、早い段階で正確な見通しを立て、スピーディーかつ的確に進めていけるところは大きな強みですね。弁護士になった当初から金沢市内で仕事をしていますので、相続では連携が不可欠な税理士・司法書士・不動産業者などとの信頼できるネットワークもあります。

金沢事務所・東京事務所合わせて4名の弁護士がいらっしゃるということですが、複数の弁護士がいるメリットはどういったところでしょうか。

一人だとお引き受けできるご依頼が限られますが、複数いることで、より多くのご依頼を受けられますし、作業を分担できるのでスピーディーに進められます。また、それぞれ得意分野も違うので、最適な弁護士が対応できるところもメリットです。

弁護士法人クオリティ・ワン_相談室2

初回相談60分無料。法律問題は放っておいてもよくなりません。一度ご相談ください

相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。

整理ができるということが大きいです。法律的な問題点や事実関係の整理はもちろん、自分がどうしたいのかという気持ちや考えの整理もできますし、これから何をすべきかの整理もできます。

「悩む」と「考える」は違います。悩むというのは、ひたすらウンウンと立ち止まっている状態です。一方考えるというのは、整理できた状態で決断するプロセスです。弁護士に相談することで、一人で悩んでいた状態から、考えるという状態に進むことができます。

早めに相談するメリットと、相談が遅れることによるデメリットを教えてください。

法律問題は、虫歯と一緒です。放っておいてよくなることはありません。しかも相談が遅れると、選べる手段は減る一方です。ですから早めに相談することで、より多くの選択肢から選べますし、一人で悩んで大切な時間を失うことも避けられます。

当事務所では、初回相談は60分無料にしております。相談した結果どうするかはさておき、判断材料が得られますから、まず一度ご相談ください。

これまで取り組んできた相続案件の中で、印象に残っているものはありますか。

遺産分割に関するご依頼だったのですが、最初は別の弁護士に依頼されていたんです。ところが、その弁護士の進め方に疑問があるということで、セカンドオピニオンという形でご相談いただきました。

現状を見てみると複数の裁判が乱立しており、裁判を起こすたびに弁護士費用が追加され、長期間かかっていることがわかりました。おそらくその弁護士としては、依頼者の希望に応えるために色々考えた結果、複数の裁判を起こしたのだと思います。ただ問題は、依頼者の表面的な希望しか見ていないところだと考えました。

つまり依頼者が本当は何を望んでいるか探らずに、「ああしたい」「こうしたい」と言われるがままに対処していたわけですね。その結果、依頼者からするとどんどん自分の本当の望みから離れていって、時間もお金もかかる一方になったわけです。

そこで私がその方の本当の望みを探り、私なりの見通しをお伝えしたところ、ぜひ私に依頼したいということで引き継ぐことにしました。その後は、乱立していた裁判を早期に終結させ、遺産分割についても依頼者の本当の望みに沿って進めた結果、半年程度で全て終わらせることができ、依頼者にも大変喜んでいただけました。

相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

相続というのは、お亡くなりになった方が遺されたものを、どのように受け継ぐかという問題です。

金額の問題や感情の対立など、色々なところに目が行ってしまいがちですが、故人の想いを大切にした上で、最終的に納得のいく解決に導いてくれる弁護士を探してほしいなと思います。

それが当事務所であれば喜んでお引き受けしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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