相続弁護士 ドットコム

弁護士法人アワーズ共同法律事務所

所在地
大阪府 大阪市北区西天満3-13-20 ASビル5階

家族間の感情的な対立を解きほぐす〜豊富な経験に基づく相続問題の解決支援

石井 将治弁護士法人アワーズ共同法律事務所

大阪府大阪市「弁護士法人アワーズ共同法律事務所」の石井将治弁護士(大阪弁護士会所属)に相続分野の取り組みについて話を聞きました。相続案件は当事者同士が感情的になりやすいため、弁護士として言葉の使い方には特に気を配っているとのこと。また、税理士との連携体制を整え、法務・税務の両面からのサポートを心がけているそうです。

インタビュー

依頼者の状況に応じた解決策を提案

相続分野に注力している理由を教えてください。

弁護士登録以来、多くの相続案件を手がけてきました。長年の経験を通じて専門性を培ってきたことから、注力しています。

相続に関する情報はインターネットでも調べられますが、ネット上の情報はあくまでも一般論です。実際の相続問題は、家族構成や財産の状況、人間関係など、それぞれのケースで異なる要素が複雑に絡み合っています。私の役割は、依頼者それぞれの状況に応じた最適な解決策を見出すことだと考えています。

特に重要なのは、相続問題が家族間の問題であるという点です。適切な対応をしないまま時間が経過すると、取り返しのつかない家族関係の悪化を招くことがあります。そのような事態を防ぎ、円満な解決に導くために、法律の専門家として関与する意義は大きいと感じています。

どのような相談が寄せられますか。

相続に関する相談内容は本当にさまざまです。遺留分の請求をしたいというケースや、遺言書を作成したいという相談、遺産分割協議がまとまらないという問題などがあります。それぞれの家庭や状況によって抱える問題が異なるため、対応する内容も幅広いです。

最近の傾向として、インターネットで情報収集をされた上で相談に来られる方が増えています。例えば、「遺言書があっても遺留分請求が可能だ」という知識を得た上で、具体的な請求方法についてご相談いただくケースが以前より増えているように感じます。

これは、一般の方が相続に関する知識を深めている証拠でもあり、同時に「弁護士に相談すれば解決できる」という認識も広まっているからだと思います。

言葉は使い方によっては人を傷つける。適切な言葉選びや言い方、タイミングに配慮

相続案件を扱う上で心がけていることはありますか。

相続案件はそれぞれ内容が異なるため、一概に同じ方法で対応できるわけではありません。そのため、まずは依頼者の話をじっくり聞くよう心がけています。それは単なる事実確認だけにとどまらず、依頼者に感情の整理をしていただく機会にもなります。

話を聞くことで、トラブルの本質が感情的な対立なのか、金銭的な問題なのか、あるいは別の要因があるのかを見極めることも重要です。依頼者が重視する点はそれぞれ異なりますので、丁寧に話を聞いた上で、適切な解決方針を立てるようにしています。

また、コミュニケーションにおいては言葉の使い方に気をつけています。相続問題では当事者が感情的になりやすく、話し合いの場が険悪な雰囲気になることもあります。言葉は使い方によって人を傷つける凶器にもなれば、前向きにする力にもなります。弁護士として、適切な言葉を選ぶこと、そしてそのタイミングや言い方にも細心の注意を払うよう努めています。

相続トラブルの解決方針を教えてください。

案件ごとに状況が異なるため「ケースバイケース」というのが正直なところです。ただ、早い段階での話し合いによる解決が望ましい場合が多いと感じています。なぜなら、調停で解決できない場合は審判に移行しますが、そうなると柔軟な解決が難しくなるためです。そのため、できるだけ交渉による解決を目指すようにしています。

しかし、相手方が感情的になっていて、話し合いによる歩み寄りが難しいと思われる場合には、調停委員を交えた話し合いや、最終的に裁判所の判断を仰ぐという選択肢も視野に入れます。できるだけ早い段階で、その案件に最適な解決手段を見極めることが重要だと考えています。

また、相続問題は長期化しやすい傾向にあります。問題が長引けば当事者にかかる精神的な負担も大きくなります。少しでも迅速に解決できる方向性を見つけ出し、依頼者が不必要な負担を抱えないよう努めています。

相続問題を弁護士に相談するメリットにはどのようなことがありますか。

私たち弁護士は法律の専門家として、法的にどこまで主張できるのか、何が認められないのかを示すことができます。これにより、依頼者は自分の立場や権利を正確に理解した上で、適切な判断を下すことができます。

さらに、弁護士が第三者として間に入ることで、感情的な対立が和らぐという効果も期待できます。相続問題では、当事者同士が感情的になりすぎて、「相手に譲るくらいなら財産を捨てた方がまし」といった極端な考えに至ってしまうケースもあります。このような場合、当事者同士の話し合いだけで解決するのは非常に困難です。

弁護士が介入することで、双方の間にクッションが生まれ、冷静な交渉が可能になります。その結果、話し合いがまとまりやすくなり、円滑な解決への道筋が見えてきます。弁護士が関与することで、現実的かつ納得のいく解決策を見つけられることが、依頼者にとっての大きなメリットだと思います。

依頼者が相談しやすいように2回目まで相談料無料

印象に残っている相続案件やエピソードを教えてください。

深刻な対立関係にあった兄弟の相続案件があります。当初は顔を合わせることすらできないほど関係が悪化していましたが、私が間に入ることで、徐々に状況が改善していきました。

具体的には、解決に向けたプロセスの中で、双方の言い分に耳を傾けながら、それぞれの立場に配慮した解決策を提案していきました。また、相手方への配慮を示す姿勢を大切にし、少しずつ信頼関係を築いていきました。

その結果、当初はまったく話し合いもできなかった兄弟が、最終的には直接会話ができるまでに関係が改善し、双方が納得のいく解決に導けたのです。

もちろん、相続問題が解決したからといって、仲の悪かった兄弟の関係が完全に修復するわけではありません。しかし、当事者同士で対応していた時には感情的な対立が深まる一方だったのが、第三者である弁護士が介入することで、状況を好転させることができました。

この案件を通じて、弁護士の役割は単に法律を適用するだけではなく、人間関係の緩衝材としても重要だと実感しました。

相続案件における事務所の特徴や強みを教えてください。

相続問題においては、税務面を強く意識して対応しています。

相続には税金が密接に関わっており、会社の株式や不動産などを含む複雑な相続の場合、税金の負担をどう最小化するかが重要な課題となります。例えば、会社の株式を相続した後に第三者への売却を考える場合、どのような課税が発生するのかを慎重に検討する必要があります。

そのようなケースでは、税理士と連携し、専門的な税務の視点を取り入れながら解決策を模索します。依頼者が希望する場合、信頼できる税理士を紹介することも可能ですし、すでに依頼者が信頼している税理士がいれば、その税理士と協力して案件を進めることも可能です。

初回相談の流れを教えてください。

まず、電話で面談の予約をしていただきます。電話では、日時の調整とともに簡単なヒアリングを行い、どのような資料を準備していただくかを伝えます。ただし、原則として電話での詳細な相談は受けておりません。相続問題は複雑でデリケートな場合が多く、依頼者の話をじっくり聞くことが大切だと考えているからです。

また、弁護士費用について心配される方も多いことから、当事務所では初回と2回目の相談を無料で承っています。法的支援を必要とする方々の経済的な負担を軽減し、より相談しやすい環境を整えたいと考えています。

相談時には、依頼者の状況を詳しく伺い、問題解決に向けた方向性を一緒に考えていきます。初回から丁寧な対応を心がけ、依頼者が抱える不安を少しでも解消できるよう努めています。

最後に、相続トラブルを抱えている方へメッセージをお願いいたします。

相続問題で思い悩んでいるのであれば、ぜひ一度事務所にお越しください。インターネットで調べたり、電話で簡単な相談をしたりするだけでは、本質的な解決には至らないことが多いです。ご自身の状況に応じた具体的なアドバイスができるよう、直接お会いしてじっくり話を伺いたいと思います。

特に、遺言書の作成などの生前対策については、早めの準備をお勧めしています。将来起こり得るトラブルを未然に防ぐことにもつながりますし、早ければ早いほど、選択できる対策の幅も広がります。

1人で悩みを抱え込む必要はありません。専門家として、最適な解決方法を一緒に考えていきたいと思っています。気軽にご相談ください。