依頼者の心を軽くする存在でありたい。相続という家族の問題に寄り添い、粘り強く解決を目指します
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埼玉県川口市で「わかい法律事務所」を経営する若井剛弥弁護士(埼玉弁護士会所属)に、事務所の理念や強み、相続の対応方針などを聞きました。問題を法的に解決するだけではなく、感情面のケアも大切にしているという若井弁護士。依頼者の話を丁寧に聞いて想いを受け止め、不安を軽減します。豊富な経験と粘り強さで、複雑化した相続問題も解決に導きます。
インタビュー
精神的負担が大きい相続の悩みに寄り添う
事務所設立の経緯を教えてください。
弁護士として働き始めてからずっと埼玉県内で活動してきました。浦和、大宮、川口で経験を積み、2023年に川口市で事務所を設立しました。
川口を選んだのは、街の雰囲気に惹かれたからです。東京に近い立地ということもあり、活気あふれる土地柄に魅力を感じて、ここで独立しようと決意しました。
相続分野に注力している理由を教えてください。
相続は身内の争いであり、家族の感情が複雑に絡み合うため、当事者の精神的負担が非常に大きいです。法律の専門家として関わることで、悩んでいる方の力になりたいと思い、力を入れて取り組んでいます。
それまで仲のよかった家族が、相続をきっかけに険悪な関係になってしまうことは少なくありません。依頼者に対しては、感情面のサポートも含めた総合的なアプローチが必要不可欠です。単に法的な解決をはかるだけでなく、気持ちにも深く寄り添う対応を心がけています。
どのようなご相談が多いですか?
遺産分割や遺留分侵害請求、遺言書作成などのご相談が多いです。近年は終活の一環として、遺言書作成のご相談が増えている印象があります。
相続のご相談の中でも、特に複雑化しやすいのは不動産が絡むケースです。単に財産の価値だけでなく、管理の問題など、多岐にわたる課題が存在します。実際、当事者同士では、感情的になりすぎて冷静な交渉が難しくなることが多いです。
泥沼化してしまった遺産分割や、未解決のまま何年も経ってしまった不動産の問題などは、当事者間での解決が難しいため、ぜひ専門家に相談していただきたいです。
法的な解決にプラスアルファの丁寧な対応
弁護士として大切にしていることはありますか?
私が最も大切にしているのは、法的な解決にプラスアルファの部分、つまり感情面のケアです。法的な解決はもちろん重要ですが、それと同時に、複雑で繊細な依頼者の気持ちに配慮した対応が必要であると考えています。真の意味での問題解決を目指すためには、常に依頼者の気持ちを想像しながら対応しなければなりません。
相続であれば、これまでの家族関係や、今回の件によって生じた感情の変化など、そういった心の機微を深く理解したうえで、解決へ向かう必要があると思います。依頼者に寄り添ってお気持ちを理解し、少しでも不安を取り除けるように対応しています。
あまたいる弁護士の中から私を選んで「話をしてみよう」と思ってもらえたのですから、できる限りその想いに応えたいのです。
相続分野ならではの特徴はありますか?
相続というのは、単に財産を分配すればいいのではなく、家族の歴史や感情を丁寧に紐解くプロセスが不可欠だと思っています。法的な解決を目指すだけならどのようなルートでもよいのですが、依頼者に心から納得してもらえる解決を導くにはプロセスも大切です。
そのため、私は常に依頼者との時間を大切にしています。打ち合わせの時間を十分に確保し、丁寧にコミュニケーションを取ることを意識しています。依頼者から打ち合わせについて要望があれば、できる限り柔軟に対応しています。
特に初回相談で心がけていることはありますか?
初回相談では、依頼者に話をしてもらうことが最優先です。私はなるべく口を挟まず、依頼者自身が自由に、ありのままの想いを語れる環境を作ることを大切にしています。
本題に直接関係ないと思われることでも、本人にとっては重要な意味を持つことがあります。そこを丁寧に、徹底的に聞かないと、本当の意味での信頼関係は築けません。そのためにも、まずは依頼者の話を聞いたうえで、適切な方針を示すようにしています。
10年以上の経験が生む確かな解決力
相続における事務所の強みを教えてください。
10年以上にわたる経験と実績が最大の強みです。遺産分割においても交渉、調停、審判と、本当にさまざまな案件を解決してきました。地域の税理士や司法書士とのネットワークがあることも特徴です。
また、長期化して解決が難しくなったケースでも、粘り強く対応できます。実際、当事者で4〜5年争っていた遺産分割の事例を1年ほどで解決したこともあります。
粘り強さを発揮できる理由としては、長年の経験に加えて、私自身の性格も関係しているかもしれません。私はちょっとやそっとのことでは決して諦めません。根気強く対応して、依頼者の力になりたいと考えています。
このように思うようになった根底にあるのは、「依頼者を早く問題から解放したい」という強い気持ちです。相続の問題を抱えているだけで、依頼者は日々ストレスを感じています。そういう状態自体、とても辛いと思うのです。相続のトラブルは長期化することも少なくないですが、なるべく早く解決して、依頼者の心を軽くしたいと思っています。
特に印象的なご依頼はありますか?
印象に残っているのは、離婚と相続が絡む複雑な事例です。依頼者は精神的に疲れ切っている状況でした。
そこで私は、法的な解決に向けて粘り強く対応するだけではなく、依頼者の心情的な部分も丁寧にサポートすることを心がけました。打ち合わせを綿密に重ね、コミュニケーションも丁寧に取るように心掛けました。
結果的に解決に導くことができ、依頼者からはとても感謝されました。単に法的な問題を解決しただけではなく、依頼者の精神的な負担も軽減できたことが喜ばれたのだと思います。
一人で悩まずに弁護士に相談を
相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
相続は家族間で生じる問題なので、感情的対立が深刻になりやすく、当事者の精神的な負担が大きいです。だからこそ、一人で抱え込まず、なるべく早く専門家にアクセスすることをおすすめします。
今は当事務所を含めて初回相談無料の事務所が多くあります。弁護士に相談することで、客観的な視点から問題を整理できます。解決への道筋がわかるだけでも、気持ちはかなり楽になるでしょう。
当事務所は、事前予約があれば夜間の相談も可能です。お仕事帰りの時間などでも対応できるよう、柔軟な体制を整えています。まずはご連絡ください。