相続弁護士 ドットコム
池田翔一法律事務所(北海道室蘭市)

池田翔一法律事務所

所在地
北海道 室蘭市東町2-21-12 石井第1ビル2階
初回相談料
5,500
/
30分まで
(税込)
ご相談費用はかかりますが、1件1件しっかりとお話をお伺いし、丁寧に対応いたします。
電話で問合せ
050-5284-2073

対話を重ねて依頼者の思いを受け止め、一人ひとりに合った方法で相続問題を解決

池田 翔一池田翔一法律事務所
対話を重ねて依頼者の思いを受け止め、一人ひとりに合った方法で相続問題を解決

北海道室蘭市で「池田翔一法律事務所」を経営する池田翔一弁護士(札幌弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを伺いました。弁護士が少ない地域で活動したいという想いから、札幌市内で経験を積んだ上で室蘭市内に事務所を開設したという池田弁護士。依頼者との丁寧なコミュニケーションを大切に、相続問題に取り組んでいます。

インタビュー

「依頼してよかった」と思ってもらえるように最善を尽くします

これまでの経歴を教えてください。

北海道江別市出身で、北海学園大学法科大学院(ロースクール)を卒業し、司法試験に合格しました。2016年に弁護士になり、札幌市内の法律事務所に勤務したあと、2018年10月に当事務所を開設しました。

どういった想いから、事務所を開設されたのでしょうか。

元々、弁護士が少ない地域で活動したいという想いがあったんです。

というのも、札幌市などは弁護士の数が多いので、なにか困り事があれば弁護士に相談しやすい環境です。ところが弁護士が少ない地域では、弁護士に相談すること自体が難しく、必要なサポートを受けられない場合もあります。ですから、そういった地域で活動することで、地域の皆様のお役に立ちたいと思ったのが理由です。

室蘭市を選んだのは、札幌地方裁判所室蘭支部があり、一定の街の規模があるにもかかわらず弁護士が少ないことと、親族がいて馴染みがあることが大きかったです。

事務所として、どういったことを大切にされていますか。

依頼者一人ひとりに合った法的サービスを提供することです。

たとえば一口に相続問題といっても、依頼者の想いや事実関係はケースごとに違います。ケースごとに最適な解決方法を提案し、依頼者の意向に沿う結果を導くことを目指しています。

特に、弁護士が少ない地域では相談先の選択肢が少ないので、比較がしづらく、依頼した弁護士に不満があっても別の人に変更することが難しいといった事情があります。だからこそ、当事務所に依頼してよかったと思っていただけるように最善を尽くしています。

実際に室蘭市で活動されてみて、どういったことを感じますか。

札幌市でも室蘭市でも、法律問題の内容は変わりません。相続や離婚はどの地域でも起こりますし、深刻さも同じです。裏を返せば、弁護士の数にかかわらずどの場所でも法律問題は発生し、弁護士によるサポートが必要だということを再認識しました。

違いで言うと、札幌市だと事務所によって取扱分野が違うこともありますが、ここではありとあらゆる相談が寄せられます。その分、様々な分野についてスキルを磨くことができ、幅広い問題を解決に導く力が付きました。

弁護士が少ない分、地域の皆様から頼りにされている感覚もあります。責任は大きいですが、その分やりがいも感じています。

依頼者とのコミュニケーションで心がけていることを教えてください。

じっくり時間をかけて話をうかがい、丁寧なコミュニケーションを重ねていくことです。

たとえば初めて弁護士に相談する方は、不安を抱え、緊張しながら事務所に来られます。ですから、できるだけリラックスしてなんでも話せるような雰囲気作りを大切にしています。私自身の話の聴き方、事務スタッフの対応はもちろん、相談室は完全個室でプライバシーを守りながら、広めの部屋で窮屈にならないように配慮しています。

また、依頼者の気持ちを理解し、寄り添うことも大切にしています。一方で、弁護士に一番求められているのは問題解決であることも忘れてはなりません。法律の専門家としての視点から、冷静な判断やアドバイスを提供し、依頼者の悩みを確実に解決に導けるように対応しています。

池田翔一法律事務所_相談室

身近な問題を解決することで地域に貢献

相続案件に注力している理由を教えてください。

当事務所には様々な相談が寄せられますが、特に多いのは相続や離婚といった身近な問題です。それだけニーズがあるということですから、しっかりお応えして地域に貢献したいという理由で力を入れています。

相続について、どういったご相談が多いでしょうか。

遺産分割、遺言書作成、相続放棄、遺留分侵害額請求など、相続全般です。

遺産分割はケースによって問題点は様々ですが、よくあるのは相続人同士のコミュニケーションがうまくいかずもめてしまうケースです。たとえば、お互いに「こうしてくれるだろう」「こうしてほしい」と思っていることにずれが生じて、不信感を持ってしまうような場合です。

不動産がからむ遺産分割も多いです。不動産がほしいと主張して互いに譲らないケースもありますし、空き家や山林などの引き取り手が決まらず相談に来られるケースもあります。

問題解決のカギは依頼者の話の中にある

相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。

どの案件でも時間をかけて話を聴くようにしていますが、相続では特に意識しています。

相続は長年にわたる家族の歴史が絡んでくる場合が多く、依頼者がそれを整理して話すことは簡単ではありません。感情的な対立も大きい分野なので、急かしたりさえぎったりせず、聴くことに徹します。

また、様々なお話をうかがう中で、ふと大事な話が出てくることもあります。弁護士が必要だと思う内容だけを尋ねて話してもらうのでは情報が限られてしまいます。できるだけ多くの情報を知りたいので、どんなことでも話してもらうようにしています。

依頼者とのコミュニケーションを大切にされていることが伝わってきます。

そうですね。コミュニケーション不足だと依頼者は不安になってしまうでしょうし、弁護士の対応次第で依頼者の満足度は大きく変わると思っています。

当事務所では、解決したときにアンケートを書いていただいています。拝見していると、弁護士や事務スタッフの対応がよかったという声が多く、励みになっています。

先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどんなところでしょうか。

2016年から弁護士として活動を始めて、これまで多くの相続案件を解決してきました。様々なケースを手がける中で得られた知識や経験を活かして、依頼者が置かれている状況や意向に合う解決方法を提案できることは強みです。

また2022年には井口敦弁護士が加入して2名体制になりました。互いに意見を出し合うことで多角的な視点から解決方法を考えられますし、よりスピーディーに対応できるようになりました。

不動産関係でいいますと、私は登別市空家等対策審議会の会長や室蘭市建築審査会の委員を務めており、建築会社などの顧問弁護士も務めています。そこで得られたネットワークや知識も、相続の案件を解決する上で大いに活きていると思います。

「どうすればよいかわからない」と思ったときが相談すべきタイミング

相続について弁護士に依頼するメリットを教えてください。

遺産分割に関しては、相続人同士で話し合ってもうまくいかないことが少なくありません。そもそも法律のルールがどうなっているのか知識がなく、感情的な主張をぶつけ合ううちに対立が深まるケースがよく見られます。

そこで弁護士が依頼者の代理人になり、法律のルールに基づいて交渉をおこなうことで、適切な解決ができるのは大きなメリットです。

早めに相談するメリットと、相談が遅れることによるデメリットを教えてください。

早めに相談していただければ、問題発生を防げる可能性がありますし、問題が生じたとしても早期解決が期待できます。トラブル解決のための時間や労力、費用、ストレスといった負担を抑えられることがメリットです。

デメリットはその裏返しで、問題が深刻になってから相談に来られると、その分、解決までにかかる負担が大きくなります。

また、相続の手続きの中には、相続放棄(相続開始を知った時から3ヶ月)など、法律上比較的短い期限が決まっているものがあります。期限を過ぎてしまうと手続きができなくなる可能性があるため、相続が始まったらなるべく早い段階で一度ご相談ください。「何から手をつければいいのかわからない」という方も大丈夫です。遺産の内容や相続人の関係性などを踏まえて、今後必要な対応について詳しくアドバイスします。

これまで取り組んできた相続案件の中で、印象に残っているものを教えてください。

1つは、依頼者のお父様が亡くなられたのですが、お父様が再婚されていたので、法定相続人は依頼者と再婚相手という状況でした。

ただ、再婚相手とはやりとりがなく直接話すのは避けたいということ、さらに依頼者が道外にお住まいだったので動きづらいということでご依頼いただきました。

結果的には、家庭裁判所による審判という形で無事に遺産分割ができ、依頼者から大変喜ばれました。

このケースのように、法律上は難しい問題がなかったとしても、相続人の関係性や物理的な距離が理由で、個人での対応が難しいケースは少なくありません。こうして頼っていただけるのは嬉しいことです。

もう1つは、遺言書作成のご依頼をいただき、依頼者が亡くなった後、その遺言の内容を実現する遺言執行までおこなったケースです。

依頼者には子どもがいたのですが長年疎遠だったので、晩年お世話になった方に遺産を譲りたいというご希望でした。その方は法定相続人ではないので、遺言書がなければ遺産を譲ることはできません。そこで遺言書を作成したという経緯です。

私が遺言執行者に指定されていたので、依頼者が亡くなった後に預金解約などの手続きをおこない、指定された方に遺産を引き渡しました。依頼者の意思を実現することができたケースとして印象深いです。

相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

悩んでいるときやトラブルに巻き込まれてしまうと、そのことで頭がいっぱいになってしまって、平常心で生活するのが難しい場合が多いでしょう。

法律問題は、放っておいて解消するものではありません。「どうすればよいかわからない」という状態になったら、そのときが弁護士に相談すべきタイミングです。平穏な日常を取り戻すために、まずはご連絡ください。