弁護士歴40年以上の経験と実績 依頼者の悩みを的確に見極め、一人一人のニーズに合った相続を実現
勤務弁護士として経験を積んだ後、1991年に東京都・本郷に羽鳥法律事務所を開設し、長年にわたり依頼者の悩みと向き合い、解決に尽力し続けてきた羽鳥修平弁護士。他士業との連携を取りながら、依頼者一人一人のニーズに合った相続の実現を目指しているとのこと。初回相談の流れや相続について弁護士に依頼するメリットなどについても詳しくお話ししてもらいました。(第二東京弁護士会所属)
インタビュー
依頼者のニーズに合わせた臨機応変な対応を心がけて
事務所設立の経緯を教えてください。
勤務弁護士として最初に勤務した事務所で約4年間、その後別の事務所で約7年間働いた後、1991年に当事務所を本郷に開設しました。本郷という場所を選んだ理由は、御茶ノ水駅から近く、埼玉や神奈川、西東京など、どの方面からもアクセスしやすい場所であるためです。
事務所の理念や大切にしていることを教えてください。
開設当初から現在に至るまで、依頼者のニーズに合わせた柔軟な対応を心がけています。依頼者の話を丁寧に聞き、抱えている悩みや問題をしっかりと理解することが、適切な解決策を提示するために大切だと考えています。
最近では、インターネットで情報を収集してから相談に来る方も増えていますが、その情報は、個々の状況に合わせたものではない場合が多いです。私たちは法律のプロとして、依頼者一人一人の悩みを正確に理解し、適切な解決策を提示することを常に意識しています。
依頼者の真の利益のために、時には依頼者を諭すことも
相続分野を手がけるうえで、依頼者の満足度を高めるために取り組んでいることはありますか。
依頼者の代理人を務める以上、依頼者の希望を尊重することは当然です。しかし、依頼者の希望が、将来的に紛争を引き起こす可能性がある場合や、現在の紛争を激化させる可能性がある場合には、そのリスクをしっかりと説明した上で、異なる方針を提案することも大切だと思っています。
相続の場合、依頼者は自分自身の利益に意識が向いてしまいがちですが、紛争が発生したり激化することによって、かえって利益を損ねてしまうこともあります。私たちは常に依頼者の真の利益は何かを考え、それに繋がるアドバイスを提供するよう心がけています。
先生の事務所では、初回の法律相談はどのような流れで進んでいくのでしょうか。
当事務所では、初回相談を無料で行っています。電話での相談も受け付けていますが、来所してもらうことで、複雑な事情にも一つ一つ整理しながら話を進められますし、資料を見ながらより具体的な話ができますので、基本的には対面での相談をおすすめしています。また、手書きのものでも問題ないので、相続人と被相続人が分かるような家系図などをご用意いただけると、よりスムーズに進めることができます。
相続トラブルが発生した場合に、弁護士に依頼するメリットは何でしょうか。
相続においては、複数の関係者の利害がからんでいるため、当事者間での話し合いが難しい場合があります。主導する人が出てくれば、その進め方に不満を持つ人が出てくることもあります。このような場合、第三者である弁護士が関与することで、冷静かつスムーズに話し合いを進めることができます。また、弁護士は、一人一人のプライベートな事情や悩みを打ち明けられる存在としても、大きな役割をはたすと考えています。
遺言書作成の段階からぜひ一度相談を
相続トラブルを避けるためには、どのタイミングで弁護士に相談することがのぞましいですか。
相続トラブルを回避するためには、相続が発生する前の遺言書作成の段階から弁護士に相談してもらうのが、最善の手段だと思います。相続税の申告は相続開始から10カ月以内、相続放棄の手続きは3カ月以内に行う必要があるので、早めの相談が望ましいです。
当事務所は、司法書士・行政書士・税理士・公認会計士・不動産鑑定士など他士業との連携を取っており、相続税や不動産売却など、相続に隣接する問題が生じても迅速に対応できます。お困りのことがあれば、まずは相談してください。
これまで扱ってこられた相続案件の中で印象的だったものはありますか?
会社の相続に関する案件で、相続人4人のうち1人だけに会社を継がせることになった案件が印象に残っています。相続人間でなるべく不公平が生じないような株式の配分を考え、それぞれの相続分を取り決めた結果、無事に円満相続に導くことができました。相続人にも被相続人にも、とても喜んでもらえたことが印象に残っています。
最後に、相続のトラブルを抱えて弁護士への相談を検討している方に向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。
弁護士歴40年以上の経験と実績を活かし、一人一人のニーズに合った解決を目指しています。トラブルが深刻化しているかどうかにかかわらず、まずはお気軽にご相談ください。
また、被相続人の方には、お元気なうちに、できれば全ての相続人の方と一緒に相談に来ていただくことをおすすめします。全員で話し合う場を設けることで、相続の際にトラブルが発生する可能性がないかを確認できます。もしその場で具体的な話が進まなかったとしても、一人一人が相続に向けての当事者意識を持つことにつながります。