相続弁護士 ドットコム
桃原法律事務所(福岡県福岡市)

桃原法律事務所

所在地
福岡県 福岡市中央区赤坂1-7-25 エステートモア赤坂205
受付時間
  • 平日可
初回相談料
5,500
/
30分まで
(税込)
受付時間
9:00-17:30
050-5282-4368

相続トラブル回避に大切なことは?豊富な経験で依頼者の意向を最大限反映した遺言書作成をサポート

桃原 健二桃原法律事務所
桃原法律事務所(福岡県福岡市)桃原健二弁護士_メイン弁護士

福岡市で地域の依頼者に対して真摯に向き合ってきた桃原健二弁護士(桃原法律事務所)。事務所設立の経緯や事務所の強みについてお話を伺いました。また、桃原弁護士は、遺産相続争いを回避するために、事前に遺言書を作成しておくことを勧めています。遺言書は遺留分をめぐるトラブルを招く可能性もありますが、桃原弁護士はそうしたリスクも詳しく依頼者に説明した上で、依頼者の意向を最大限に尊重した遺言作成を目指しているといいます。遺言作成のメリットや、弁護士として遺言作成をどうサポートしているのかといった点についても、詳しく話を聞きました。(福岡県弁護士会所属)

インタビュー

弁護士キャリア30年以上。心に余裕を持った弁護士でありたい

事務所設立の経緯を教えてください。

沖縄出身ですが、司法修習は福岡で行いました。当時過ごした福岡の街の雰囲気や、“よそ者にも優しい風土”がとても気に入ったので、弁護士登録後も福岡市内の事務所で5年間経験を積み、独立する際も福岡市を選びました。

独立前に所属していた法律事務所が行政事件、特に税務訴訟に強かったため、私自身も相続事件に加えて行政事件にも注力しています。

事務所の方針として、大切にされていることを教えてください。

「心に余裕を持つ」ということです。依頼者は悩みや不安を抱えているため、どうしても感情的になってしまうことがあります。そんなときでも、弁護士は常に冷静に的確な判断をする必要があります。そのためには、「心に余裕を持つ」ことが大切だと考えています。

もう一つは、無駄な争いを回避することです。依頼者が「裁判をしたい」と考えて相談に来た場合でも、交渉で十分な成果を見込めるケースがあります。交渉で十分な成果が見込めるなら、時間も費用もかかる訴訟などの手続きを利用する必要はありません。訴訟以外の解決方法も探りつつ、様々な選択肢を提案することを心がけています。

先生の事務所では、初回相談はどのように進みますか。

当事務所には若手弁護士も在籍しており、初回の相談は若手弁護士と一緒に行うようにしています。後継者を育成することも目的の一つですが、若手だからこその柔軟な発想が事態を打開することもあります。ベテランと若手で互いに意見を出し合って、事案に取り組んでいます。

弁護士歴は35年近くになります。これまでの経験から得た知識やノウハウを依頼者のために還元したいと思っています。安心してご相談にお越しください。

被相続人の思いを最大限尊重した遺言書作成をお手伝い

遺言書を作成するメリットを教えてください。

遺言書を作成する最大のメリットは、被相続人の思いを確実に伝えられるということです。依頼者の意向を尊重した遺言書の作成をお手伝いします。

遺言書がない場合、遺産分割が終わるまで不動産の登記や被相続人の預貯金引き出しなどができないため、相続人にとって非常にストレスになります。これらの状態を防ぐことも、遺言書を作成するメリットの1つです。

ただし、遺言書を作成する際は遺留分(相続人の最低限の取り分)に配慮することも必要です。遺言の内容が特定の相続人の遺留分を侵害するような内容であった場合、被相続人が亡くなった後、遺留分をめぐるトラブルが発生する可能性があります。

私の方針は、依頼者の意向を最も重視することです。遺留分の権利者が必ず遺留分を請求するとは限りません。遺留分についてもしっかり説明しますが、依頼者の意向が遺留分を侵害するような内容だったとしても、まずはその意向を尊重した上で、トラブルを回避するために最善の提案ができるよう知恵を絞っています。

遺言書を作成することで、遺産相続争いを防いでほしい

相続問題で印象に残っている事案はありますか。

遺言書作成に関する依頼で、強く印象に残ってる事案があります。前妻との間にお子さんがいたものの、長年連絡を取っていない状態でしたが、彼らにも多額の遺産を渡す内容で遺言書を作成しました。亡くなった後、彼らから感謝の旨と墓参りをしたいという申し出がありました。遺言書をきっかけに、一度は関係が途絶えていた家族と依頼者との関係が良い方向に向かった事例として印象に残っています。

相続問題に対応する上で、現在の傾向を教えてください。

最近は以前と比較して、依頼者が事前にインターネット上で情報収集してから相談に来ることが多くなりました。しかし、インターネット上の法律情報は正しいものばかりではありません。また、自身のケースに必ずしもあてはまるとは限りません。そうしたことを意識した上で依頼者の話しを受け止め、アドバイスすることを心がけています。

相続トラブルを抱えている方へ、メッセージをお願いします。

遺産相続は感情的な要素が複雑に絡む問題です。そのため、事前に弁護士に相談して、遺言書を作成しておくことをおすすめします。遺言書を作成することで、遺産相続に関する争いを未然に防ぎ、スムーズに遺産相続を進めることができます。依頼者が納得できる遺言書を作成するために尽力しますので、ぜひお気軽にご相談ください。