相続弁護士 ドットコム
島村研策法律事務所(香川県高松市)

島村研策法律事務所

所在地
香川県 高松市番町3-3-17 第一讃機ビル3階
受付時間
  • 平日可

数多くの経験を活かし相続問題を最適解へ導く〜依頼者に寄り添い不安を安心に変えるサポートを提供

島村 研策島村研策法律事務所
数多くの経験を活かし相続問題を最適解へ導く〜依頼者に寄り添い不安を安心に変えるサポートを提供

香川県高松市に「島村研策法律事務所」を構える島村研策弁護士(香川県弁護士会所属)に、注力する相続案件について聞きました。多くの案件を手がける中で蓄積した知見や、家事調停官の経験を活かし、依頼者の意向に寄り添った解決をはかる島村弁護士。遺言無効などの複雑なケースも解決に導いた実績があります。相続案件における弁護士の役割や、仕事をする上での心構えなどについて詳しく伺いました。

インタビュー

依頼者に対して親身になり、1件1件丁寧に取り組む

事務所設立の経緯を教えてください。

出身は神奈川ですが、京都の大学に進学したことをきっかけに、西日本のエリアに親しみを覚えるようになりました。司法修習先として高松を希望し、そのまま高松で就職しました。住んでみるととても居心地が良く、この街が好きだなと感じたことが大きな理由です。

「いつかは自分の事務所を持ちたい」という思いはずっとあり、前の事務所で8年半ほど経験を積ませていただいたのち、2020年4月に現在の事務所を設立しました。

事務所の理念や、大切にしていることを教えてください。

依頼者の不安を安心に変えることです。少しでも悩みが軽くなるよう親身に対応し、最善の結果を導くために、1件1件丁寧に取り組みたいと考えています。

島村研策法律事務所_事務所内

家事調停官として2年間、多くの事案を経験

相続案件に注力している理由を教えてください。

一つは、前の事務所に所属していたときから多くの案件を手がけてきたので、その中で積み上げた知見を活かせるからです。

また、2024年の9月まで2年間、家事調停官(非常勤裁判官)として、週に1日程度、家庭裁判所で調停を担当していました。その経験をもとに適切なアドバイスや解決方法を提案できることも、相続に注力する理由の一つです。

家事調停官は当事者の主張をよく聞き、当事者双方が納得できる結論に至ることを目指して、中立の立場で調停を進めます。弁護士とは異なる立場でさまざまなケースに携わったことで、以前よりも、当事者双方にとって妥当な解決は何かということを強く意識するようになりました。

特に相続は、相手方が親族である点が特徴です。相続の手続きが終わった後もその点は変わりませんので、しこりを残さずに解決できるならそれに越したことはありません。

もちろん弁護士として仕事をする以上は依頼者の利益が最優先ではありますが、相手方に配慮してこそスムースに解決できるケースもあると実感しています。

相続についてよくある相談内容を教えてください。

まずは紛争を事前に予防するという観点から、遺言についての相談があります。この場合に気をつけなければいけないこととして、例えば、遺留分(法律で認められた最低限の取り分)の侵害が挙げられます。

遺言を遺される方の殆どは、相続で争ってほしくないという思いで遺言書を作成されるのだと思いますが、かえって紛争の火種を作ってしまうということもままあります。

遺言作成をサポートする際は、依頼者に対して、「遺留分とはどんなルールか」「遺留分を侵害する遺言を書くと、相続開始後にどういう問題が起こるか」といったことを丁寧に説明するようにしています。

また、相続発生後の相談でよくあるのが、使い込みに関するものです。「生前の被相続人と同居していた相続人が、被相続人の口座からお金を引き出している。自分のために使ったのではないか」と疑って相談に来る方が多いです。

使い込みが疑われる場合は、さまざまな証拠書類を集めます。その証拠を読み解いて、実際に使い込んだのか、それとも被相続人のために必要な支出だったのか、ということを慎重に判断します。使い込みだと判断される場合は、不当利得返還請求の訴え等を起こすことになります。

島村研策法律事務所_相談室

「依頼者が何を望むのか」に寄り添う

相続案件を手がける上で、心がけていることを教えてください。

相続は親族間で起こることですので、長い歴史の積み重ねがあり、いろいろな経緯があって今に至るものだと思っています。ときには依頼者の身の上話も聞いたりしながら、どんな解決を望むのかを丁寧にヒアリングするようにしています。

依頼者の経済的利益を守ることはもちろんですが、気持ちの上でも納得できる解決を一緒に考えられればと思っています。

相続について、弁護士に相談するメリットはどのようなところにあるでしょうか。

相続問題に限ったことではありませんが、当人同士の話し合いだと、どうしても感情が先に立ってしまい、冷静になれず、どこで落とし所をつけるかが見失われがちです。弁護士は依頼者の利益を最優先としつつも、第三者として一歩引いた立場で状況を読み、問題収束に向けて建設的な話し合いを進めていきます。

弁護士に依頼してもらえれば、相手方との窓口になり、やりとりを全面的に代行します。直接相手方と話す必要がなくなるので、衝突を避けられ、ストレスが軽くなるでしょう。こじれている、もめそう、と感じたら、早めに弁護士を入れる方がよいと思います。

話し合いがまとまらず解決を諦め、遺産分割をせず10年、20年と被相続人の遺産が放置されてしまうことは少なくありません。しかし、相続問題を放置すると問題はさらに複雑化してしまいます。

私が関わった案件でも、大正や昭和初期に亡くなった方の不動産の名義がそのままになっており、放置している間に別の相続が発生して、相続人が数十名を超えてしまったケースが複数ありました。ここまでの状況になると自力での解決は難しく、弁護士に依頼したとしても時間も費用もかかってしまいます。行き詰まってしまったときはどうか1人で抱え込まず、早めにご相談ください。

複雑なケースも丁寧に紐解き、突破口を見出す

事務所ならではの強みや、他の事務所との違いを教えてください。

やはり家事調停官の経験は他と差別化できることかと思います。さまざまな事案を見たことに加え、他の弁護士がどういう対応をしているかも知ることができたので、自分の中の引き出しが増えました。

また、前の事務所にいたときから、複雑な案件を多数経験させていただいてきたことも強みだと思います。資料を細かく見て事実関係を明らかにしていくことは得意な方だと思います。定型的なやり方では対応しきれないケースでも、知恵をしぼって突破口を見出し、依頼者の方の問題解決のお役に立てればと思います。

相続について相談や依頼を検討している方へ、メッセージをお願いいたします。

当事務所では、相続の相談は初回無料としています。「こんなことを相談していいのかな」と、弁護士に対して敷居の高さを感じる方もいるかもしれません。そのお悩みが法律的に解決できるのかどうかの見極めも含め、私から助言することができますので、不安があれば早めに、お気軽にご相談いただければと思います。