相続弁護士 ドットコム

AWL法律税務事務所

所在地
東京都 豊島区池袋本町1-16-19 AUT池袋ビルディング401
受付時間
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  • 24時間可
初回相談料
5,500
/
30分まで
(税込)
受付時間
9:30-20:00
050-5283-9492

相続トラブルの「かかりつけ医」として依頼者と真摯に向き合い、多角的な視点で最善の解決を導く

佐々木 輝AWL法律税務事務所

東京都豊島区で「AWL法律税務事務所」を経営する佐々木輝弁護士(第二東京弁護士会所属)。東武東上線北池袋駅すぐの場所に事務所を構え、都内のみならず全国から多くの依頼を受けています。佐々木弁護士に、相続案件に取り組むにあたって心がけていること、相続について弁護士に相談するメリットなどについて聞きました。

インタビュー

依頼者一人ひとりの話を丁寧に聞き、向き合います

弁護士を目指されたきっかけ、事務所設立の経緯について教えてください。

高校生の時にテレビで弁護士という職業を知り、興味を持ったことをきっかけに、法律について調べてみたんです。すると、コンビニで物を買うのも売買契約に基づいているなど、日常生活で法律に絡んでいないことはないんだな、と気づきました。とても面白い分野だと思い、大学・大学院では法律を学び、弁護士を目指そうと決めました。

弁護士になったときから、いずれは独立して事務所を構えたいと考えていました。司法修習終了後、まずは都内の法律事務所に入所し、経験を積みました。4年間勤務したのちに2018年の5月に独立、開業。事務所名の「AWL」はアウルと読むのですが、池袋の駅の象徴であるフクロウ(owl)とかけています。

事務所の理念や、大切にしていることを教えてください。

依頼者一人ひとりと丁寧に向き合うことです。

以前勤めていた事務所は、「できるだけたくさんの案件を回す」という経営方針だったので、1人の弁護士が多くの案件を抱えていました。案件の細かい部分まで把握しきれなかったり、事務員さんに事務連絡を任せざるをえない部分もあったりして、案件への関わり方が薄くなってしまうことにモヤモヤを感じていました。

独立してからは、基本的には私1人で対応していますので、自分で事務所の経営計画を決められるようになりました。初回相談から事件解決まで一貫して私が対応し、一つひとつの案件に対して、丁寧に、細部にまで目を配って取り組んでいます。

以前は依頼を受けた時点である程度見通しをつけて、それに沿って案件を進めていたのですが、今ではコミュニケーションをしっかり取りながら、「依頼者にとって本当にこの解決策が最善なのか」と考える機会が増えました。話を聞く中で「こちらの方がいいのでは」と多角的な提案もできるようになり、より依頼者に満足していただける結果を導けていると感じます。

希望の解決に近づけるために、早めの相談をおすすめします

相続案件に注力している理由を教えてください。

相続案件は争う相手が親族となるため、長年積み重なったさまざまな思いがぶつかり合い、単純にお金だけで解決できない問題が多いです。私がこれまで弁護士業務をしてきた中でも、お互いの感情がこじれてしまい、当人同士で解決できない事例をいくつもみてきました。

そういった案件に、弁護士という専門家が客観的な立場で入る意味は大きいのではないかと考えています。しっかりと取り組んでいかなければいけない分野だと思い、注力しています。

相続についてよくある相談内容を教えてください。

遺産分割協議に関する相談が最も多いです。相続人同士で話がまとまらない、協力的でない相続人がいて手続きが進まない、他の相続人と連絡が取れないなど、様々なケースがあります。

相談に来られる方は、「揉めそうだから」と相続が発生してすぐに来る方もいれば、すでに揉めていて「話し合いがうまくいかないので弁護士をつけたい」という方もいます。調停まで進んでいて、「自分だけでは難しいから弁護士に頼みたい」ということで相談に来る方もいます。

相談のタイミングは早いに越したことはありません。少しでも、「揉めそうだな」「これ以上は当事者同士で進めるのは難しそうだ」と思ったら、できるだけ早めに相談に来て欲しいと考えています。

早めに相談するメリット、相談が遅れることによるデメリットを教えてください。

相続は親族同士のやりとりになるため、どうしてもそれまでの関係性や感情が影響し、ひとたび揉めるとどんどん関係がこじれる傾向があります。揉めてからだと、相続人同士で「あいつには1円も渡したくない」という気持ちになってしまうことが多く、歩み寄ることが難しくなります。

話し合いの段階で解決できれば、例えば「不動産を長男に、その分のお金を長女に」「高級な時計などが複数あれば、形見分けとして兄弟で均等に相続する」などいろいろな解決方法が考えられます。しかし、話し合いで解決できず審判に進み、法的手段で解決しようとする場合は、すべての財産を売却して法定相続分で分ける、といった一律の対応になってしまいます。

できるだけ柔軟に、ご希望に近い形で解決するためにも、早めに相談していただきたいと思います。

常にフットワーク軽く対応。依頼者の負担をできる限り軽減します

弁護士という専門家に相談するメリットは何ですか。

依頼者の代理人として相手方と話すので、相続人同士で直接やりとりをする必要がなくなります。対立する相手と直接話をしなくてよくなるだけでも、依頼者の負担をかなり減らせると思っています。

また、財産の価値を算出するのは、プロではないと難しいところもあります。当事務所は不動産業者など様々な専門家とのネットワークを築いているので、必要に応じて、連携して対応することができます。

相続案件を手がける上で、心がけていることを教えてください。

まず、依頼者の話を丁寧に聞いて、どのような解決を望むかを確認します。話しやすさを常に重視していて、こちらの意見は意見として述べますが、それを強要することは決してしないようにしています。

話を聞いた上で、法律的にできること、できないことの線引きをしっかりとして、それを依頼者にも説明します。先ほども申し上げましたが、話し合いで解決できる段階と、法的手段でしか解決が難しい段階では、取れる手段も変わってきます。できるだけ希望に近づけるようにはしますが、安請け合いはせず、できないことはできないときちんと事前に説明するようにしています。

これまで手がけられた案件の中で、印象に残っている案件があれば教えてください。

珍しいケースとして、限定承認の案件が印象に残っています。限定承認は、相続によって得たプラスの財産を限度として、マイナスの財産も引き継ぐ制度です。マイナスの財産の方が少なければ財産が手元に残ります。

当事務所で受けた案件は、相続人が岐阜、被相続人は茨城と距離が離れており、負債状況がわからないということで相談されました。依頼を受けて相続人の代理として財産を算定し、裁判所に限定承認の審判手続きを申し立て、承認されました。

被相続人が営んでいた稲作の農機具、収穫した米なども残っており、その処分も含めてすべて当方で行いました。依頼者は高齢で、移動をしたり、自分で手続きを進めたりすることが難しく、代理人として入った意味が大いにあったと考えています。

事務所ならではの強みを教えてください。

常にフットワーク軽く対応したいと考えています。相談を受ける際も、依頼者に事務所に来ていただくだけではなく、希望があれば私が依頼者の自宅などに伺うこともあります。また、以前よりオンラインでの相談も活用しており、遠方からの依頼にも対応しています。

体調が悪いとき病院に行くように、相続で悩んだら気軽に弁護士に相談を

相続について悩まれている方、これから依頼を検討している方へのメッセージをお願いします。

インターネットなどで検索すると、極端な情報しか入ってこないことが往々にしてあります。たまたまうまく解決したレアケースを信じて、「自分の問題も、同じように進めればうまくいくだろう」と解釈するのはリスキーです。物事にはいくつもの側面があります。多角的に状況を見ることで初めて、個々のケースに合った解決策を知ることができます。

インターネットでたまたま見つけた情報を鵜呑みにするのではなく、まずは専門家のアドバイスを聞きにきていただきたいです。ご自身で調べるよりも、初めからプロの意見を聞いた方が早いですし、確実です。体調が悪かったらかかりつけ医のところに行くように、弁護士のところにも気軽に相談に来てもらえればと思います。

「なるべく無料で済ませよう」という気持ちになるのもわかりますが、お金を払う意味、価値はあると思いますので、ぜひ一度ご相談をお待ちしております。