初回相談無料、オンライン・出張相談も可〜豊富な経験を活かし、相続問題を円満解決に導きます
東京都豊島区池袋にある「弁護士法人日栄法律事務所池袋支店」に所属する郡司理弁護士(東京弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを聞きました。法律事務所に対するハードルを下げるため、相談しやすい体制づくりに取り組む郡司弁護士。マンション管理士の資格や、医療・介護に関する知見も活かし、不動産や寄与分が絡む難しいケースも解決に導きます。
インタビュー
裁判所勤務から弁護士の道へ
これまでの経歴について教えてください。
出身は栃木で、中央大学法学部に進学しました。大学卒業後は、宇都宮地方裁判所で裁判所事務官・裁判所書記官として、民事部で民事事件を担当しました。裁判官と共に、裁判所の立場から多くの事件に携わってきました。
どういった想いから、弁護士になろうと思われたのですか。
事務官・書記官も非常にやりがいのある仕事でしたが、裁判所は中立的な立場なので、直接誰かを助ける仕事ではありません。事務官・書記官として働くうちに、「法律の知識を活かして、直接人の役に立ちたい」と思うようになったことが、弁護士を目指したきっかけです。
予備試験・司法試験に合格して、2015年に弁護士になりました。その後、約3年間東京都内の法律事務所で経験を積んで独立しました。
現在の事務所を開設された経緯を教えてください。
弁護士法人日栄法律事務所には、私がいる池袋支店以外に町田本店と目黒支店があり、それぞれ1名ずつ弁護士が所属しています。元々は目黒支店の佐伯圭佑弁護士と町田本店の中村満弁護士が共同で設立した事務所だったのですが、2018年に私が合流したのを機に池袋支店を構えました。
法人としては3名弁護士がいるので、大規模案件など、自分だけでは対応できないケースは複数名で取り組むことができます。お互いに知恵を出し合い、多角的な視点から、依頼者にとって最も良い解決策を検討できることもメリットです。
事務所の理念を教えてください。
地域に密着した身近な存在として、皆様の身近な法律問題を扱うことを理念にしています。
不動産や寄与分が絡むケースも多く手がけています
相続について、どんな相談が多いですか。
複数の高齢者介護福祉事業者の顧問をしている関係で、施設などに入所されている方やその親族の方から、遺言書その他相続に関する様々な相談を受けることが多いです。
遺産分割協議がうまくいかないという相談も寄せられます。特に多いのは、遺産の中に不動産があるケースです。東京の場合は不動産価格が高額になりやすいですし、収益物件も多いので、不動産が絡むと争いになることが少なくありません。私はマンション管理士の資格を持っていて、不動産問題を多く取り扱った実績があります。その知識や経験を頼りに相談に来る方も多いです。
他にも、被相続人と同居していた相続人が財産を使い込んだ疑いがあり、相続人同士でトラブルになるケースや、献身的に介護していたことを相続分に反映させてほしいということで相談に来る方もいます。
相続分野に注力している理由を教えてください。
相続問題は、誰にでも起こりうる身近な問題です。当事務所は地域に密着した身近な存在を目指しておりますので、そのニーズに応えるために力を入れています。
相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。
相続は親族間の問題なので、解決後のことも見据えた対応を心がけています。というのも、相続問題が解決した後も、法事などで顔を合わせることもあります。あるいは将来、互いに助け合う必要が出てくるかもしれません。ですから言うべきことは言いますが、必要以上に攻撃的になったり煽ったりせず、できる限り円満な解決に導くことを目指しています。
相談しやすい体制づくりに注力。様々な経験も活かして、最善の解決を導きます
先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどういったところでしょうか。
相談しやすい体制を整えているところです。法律事務所に足を運ぶことは、多くの方にとってハードルが高いことだと思います。当事務所では、少しでも気軽に相談してもらえるように、様々な工夫をしています。
1つ目は、相談できる曜日や時間です。平日日中以外にも、夜間・土日祝でも可能な限り対応しています。また、営業時間外は電話代行サービスを活用し、夜間や土日祝でも相談予約や問い合わせに対応しています。
2つ目は、相談予約の方法です。電話だけでなく、弁護士ドットコムやホームページのWebフォーム、LINEでも予約が可能です。
3つ目は、相談料です。初回相談料は無料なので、費用を気にせず気軽にご相談いただけます。
4つ目は、相談方法です。事務所へお越しいただく方法はもちろん、オンライン通話を使った相談も可能ですし、ご自宅・病院・施設などへの出張相談も積極的に行っています。ご家族やケアマネージャーの方に同席いただいても構いません。
裁判所事務官・書記官の経験は弁護士業務に活きていますか。
もちろんです。弁護士は代理人なので依頼者側の立場です。しかし裁判所は中立的な立場ですから、客観的に当事者双方の言い分を見ます。私も事務官・書記官として、多数の相続案件を見てきました。数でいうと、弁護士が扱う件数より遥かに多いです。その経験を通じて、書面の書き方から主張の仕方まで、本当に多くのことを学びました。
また、日々裁判官と一緒に仕事をするので、裁判官がどういうところに注目しているか、どういう風に主張すると伝わりやすいかということも実感として理解できました。これはいくら教科書を読んでもわからないことなので、貴重な経験ができたと思っています。
先ほど、高齢者介護福祉事業者の顧問をされているというお話がありましたが、相続案件を手掛ける上で強みにつながっていますか。
まず、日頃から高齢者の方とお話をさせていただくことが多いため、相続について高齢者の方がどのような悩みを持っているのかをよく理解しています。また、常にわかりやすい説明をするという点でも、高齢者介護福祉事業者顧問の経験が活きていると思います。
また、医療記録や介護記録の目の付け所であったり、医療や介護の現場をある程度わかっていることは強みです。
たとえば使い込みや遺言書の有効性が問題となる場合は、その当時の被相続人の状況がどうだったかということが一つの大事なポイントです。それを知る手がかりとして医療記録や介護記録があるわけですが、量が膨大ですし、専門的な内容も多いので、どこまで理解して活かせるかは弁護士によって差が出ると思います。
依頼者とのコミュニケーションで意識していることを教えてください。
客観的な視点を忘れないことです。弁護士は依頼者のために仕事をしますが、それは依頼者の言いなりになることとは全く違います。依頼者と一緒に感情的になって視野が狭くなったり、言い分を全て肯定したりすることは、本当の意味で依頼者のために仕事をしているとは言えません。
ほとんどのケースでは、依頼者に有利な部分も不利な部分もあります。ですから、ポジティブなことだけではなく、不利な事情もきちんと伝えます。その上で、不利な事情をカバーするための案を提示して、依頼者のデメリットを極力抑え、利益を最大化することを目指します。
初回相談無料。少しでも疑問や不安があればお気軽にご相談ください
相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。
相続に関する法律や手続きは難しいものが多く、正しい知識を持っている方は少ないです。その状態で相続人同士で話し合うと、なかなかまとまりませんし、知らないうちに不利な条件を受け入れてしまう可能性もあります。
弁護士は法律の専門家ですし、様々な相続トラブルを解決してきた経験があります。相談すれば、知識と経験に基づき、トラブルを解決するための正しいアドバイスを提示してもらえます。
さらに、依頼すれば、他の相続人や裁判所とのやりとりを任せることができます。対立する相手との交渉や煩雑な手続きから解放されて、精神的な負担が激減することは大きなメリットです。
どういうタイミングで相談するのがよいでしょうか。
ケースバイケースなので一概にはいえませんが、誰が不動産を相続するか決まらないとか、使い込みの疑いがあるとか、何か少しでも疑問や引っかかることがあればとりあえず一度ご相談ください。
相談した結果「問題ない」とわかるだけでも肩の荷が下ります。当事務所は初回相談は無料ですから、費用が無駄になる心配もありません。依頼する必要がない場合はそうお伝えしますので、安心してお問い合わせいただければと思います。
相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
「自分が今何に悩んでいるのか言葉にできない」「状況をうまく説明できなかったらどうしよう」ーー。そんなふうに思って、弁護士への相談をためらっている方もいるでしょう。ですが、心配はご無用です。こちらから色々お尋ねして、状況を整理しながら話を聞いていきますのでご安心ください。初回相談は時間制限を設けていないので、焦らずゆっくりお話いただけます。
また、私からああしたほうがいい、こうしたほうがいいと押し付けることも決してありません。ご希望をしっかり伺って、どういう解決がよいのかを一緒に考えていきます。
せっかくご相談いただいた以上は、「相談してよかった」と思っていただけるように誠心誠意対応させていただきます。