相続弁護士 ドットコム
虎ノ門法律経済事務所荻窪支店(東京都杉並区)

虎ノ門法律経済事務所荻窪支店

所在地
東京都 杉並区荻窪4-31-11 中田ビル203

荻窪出身の弁護士として地元に貢献〜依頼者の立場を第一に考えた解決を実現

三宮 純虎ノ門法律経済事務所荻窪支店
荻窪出身の弁護士として地元に貢献〜依頼者の立場を第一に考えた解決を実現

出身地である荻窪で、地域に密着したサービスを提供している「虎ノ門法律経済事務所荻窪支店」(東京都杉並区)の三宮純弁護士に、相続問題への取り組みについて話を聞きました。相続問題では、当事者の感情に配慮した対応を心がけているという三宮弁護士。相続を弁護士に相談するメリットや事務所の強みについても聞きました。(東京弁護士会所属)

インタビュー

依頼者ファーストで地域密着のサービスを提供

事務所設立の経緯を教えてください。

以前は川崎支店でアソシエイトとして働いていました。川崎支店でパートナー弁護士として働く選択肢もあったのですが、出身地である杉並区に貢献したいという思いから、2020年に荻窪支店を開設しました。

依頼者は杉並区の方が中心ですが、西武線沿線にお住まいの方や、武蔵野市、三鷹市の方からも相談が寄せられます。

荻窪はベッドタウンとしての特性から、企業案件よりも相続や離婚などの個人案件の相談が比較的多いです。地元の方々が抱える問題や要望に適応し、地域に密着したリーガルサービスを提供しています。

事務所の理念や大切にしていることを教えてください。

「依頼者ファースト」が当事務所の理念です。依頼者の立場を第一に考えて、案件に真摯に向き合っています。依頼者にとって少しでも有益な解決になるように、最適なサポートを提供することを大切にしています。

相続分野に注力する理由を教えて下さい。

相続は故人が築き上げた財産を引き継ぐプロセスです。複雑な問題やトラブルに対処して、故人の思いや遺志を実現することに弁護士としての意義があると考え、注力しています。

また、相続には家族や親族間で問題や争いが発生しやすい側面があります。このような争いを最小限に抑え、兄弟や親子関係が円満に続くような解決を追求することが重要だと考えています。家族や親族が笑顔で遺産を受け継げるよう、円滑な問題解決を心がけています。

荻窪エリアで多い相続トラブルとは?

相続に関してはどのような相談が多いですか。

遺言書がない場合の相続手続きの進め方に関する相談や、遺産分割のために、疎遠になっている相続人と連絡を取りたいといった相談が多いです。また、遺言書作成や生前贈与など、相続が発生する前の相談も寄せられます。

その他にも、遺言に異議があるケースや、一部の相続人による財産の使い込みに関する相談もあります。

荻窪の地域性を感じるトラブルや相談はありますか。

近年、荻窪周辺の不動産価格が上昇しているため、被相続人が何十年も前に購入した物件の価値が、購入時よりも大幅に上がっていることがあります。これにより、相続人が代償金の用意に苦労するケースが増えています。

例えば、相続財産に含まれる物件の価値が8000万円で、預貯金は少ないという場合、不動産を維持するためには、他の相続人に数千万円単位の代償金を支払わなければならない可能性があります。

荻窪地域では不動産所有者が多い傾向があり、自宅の相続や処分に関する案件が目立ちます。不動産をどう処理するかという問題が、相続に大きく影響を与えているように感じます。

相続案件を扱う上で、どのようなことを心がけていますか。

当事者の感情的な側面に配慮し、できる限り波風を立てないように努めています。特に気をつけているのは、相手方に初めて連絡するときです。弁護士から突然連絡が来れば、誰であれ身構えるでしょう。依頼者と相手方に面識がなかったり、長く交流が途絶えているようなケースではなおさらです。

言葉遣いや表現に細心の注意を払い、感情的なこじれやトラブルが発生しないように意識しながら、アプローチすることを心がけています。

相続問題を弁護士に相談するメリットにはどのようなことがありますか。

弁護士は法的知識はもちろんのこと、税金や不動産など、相続に関連する様々な事柄について知見があります。そのため、弁護士に相談することで総合的なアドバイスを受けることができます。また、必要に応じて税理士や不動産鑑定士といった専門家を紹介してもらうことも可能です。

そして、弁護士は紛争に対処できる専門家です。調停や訴訟が必要な場合、弁護士が代理人として対応することで、円滑で効果的な解決が期待できます。

税理士や司法書士と連携してワンストップサービスを実現

初回の相談ではどのように対応をしているのでしょうか。

初回の相談は60分無料で受けています。20分や30分では、相談に来た方の状況を十分に把握するのが難しい場合もあるため、相談時間に余裕を持つようにしています。

「遺言の効力を知りたい」といったような場合に、遺言書を持参していただくことはありますが、基本的には最初の段階で書類や資料の用意を求めることはありません。

初回の相談では、全体像を把握することに焦点を当て、ご本人の話を聴くことに注力しています。そして、全体像を把握した後、具体的なアクションや次のステップについてアドバイスをおこなっています。

相続分野における事務所の強みや特徴を教えて下さい。

当事務所には本店支店あわせて約100名の弁護士が在籍しています。多くの経験と知識が蓄積されていますので、複雑な問題にも十分な対応が可能です。

また、弁護士以外に、税理士、司法書士、不動産関係者などの専門家も在籍しています。各専門家と連携することで、ワンストップのサービスを提供しています。これにより、相続に関する様々な問題や手続きに対して、迅速なサポートをおこなうことができます。

今後の展望を教えて下さい。

現在は個人の相続案件を中心に扱っているのですが、会社経営者や個人事業主からの相談も増えているため、事業承継など企業の相続にも注力していきたいと考えています。

企業がからむ相続案件は、他の専門家や士業との連携が重要です。株式や事業財産に関する専門的なアドバイスや、事業の引き継ぎにおいて法的な手続きなどが求められるため、連携を深めながらクライアントに対して総合的なサポートを提供していきます。

最後に、相続問題で悩まれている方にメッセージをお願いします。

相続に関して不安や心配がある場合は、できるだけ早めにご相談いただければと思います。弁護士は、多角的な視点でアドバイスを提供できますので、どのような悩みであっても、解決の糸口が見つかると思います。

当事務所は、荻窪で地域に根ざした活動をしています。地域の方々のお役に立てるように努めていますので、お気軽にご相談ください。