相続弁護士 ドットコム

上本町総合法律事務所

所在地
大阪府 大阪市天王寺区東高津町11-9 サムティ上本町ビル6階
受付時間
  • 平日可
  • 週末可
  • 祝祭日可
初回相談料
無料
/
30分まで

まずは気軽に無料相談から〜地域密着で相続、中小企業経営者の事業承継にも向き合う

池田 克大上本町総合法律事務所
まずは気軽に無料相談から〜地域密着で相続、中小企業経営者の事業承継にも向き合う

大阪府大阪市の「上本町総合法律事務所」に所属する池田克大弁護士(大阪弁護士会所属)に、弁護士として大事にしていることや事務所の理念などを聞きました。会社の倒産・精算などにも多く関わった経験から、経営支援にも取り組んでいる池田弁護士。事業承継に関する相談も手がけています。

インタビュー

進むべき道を示し、未来のために支援したい

弁護士を志したきっかけ、この事務所に入るまでの経緯を教えてください。

父が弁護士をしており、小さい頃から父の仕事の話を聞いていました。父は「お金のためじゃなくて、信念のためにやっているんだ。困っている方や社会的弱者の方がいたら、手弁当ででも支援するんだ」と話しており、弁護士の仕事に興味を持っていました。

とはいえ、ずっと弁護士を目指していたわけではありませんでした。中学校の頃は少年事件に興味があり、家庭裁判所の調査官や臨床心理士など、少年事件を専門に扱える仕事をしてたいと思っていた時期がありました。

高校、大学と進む中で、少年だけでなく、広い視野を持って困っている人を助けられる職業が弁護士だと思うようになり、勉強に励みました。そして晴れて司法試験に合格。2011年に弁護士登録をしました。

弁護士になって最初の事務所も、地域密着で地元の方達の顔が見え、その方達の困りごとをサポートするようなところでした。そこで4年半経験を積んだあと、父に独立を考え始めたことを話したら「一緒にやろうか」と合流することになりました。

父も高齢になってきていましたし、自分の志の原点となった父の仕事をそばで見たいという気持ちも大きく、2016年3月に上本町総合法律事務所に移籍しました。

事務所の理念について教えてください。

1つ目は「私たちは社会の羅針盤となり、安心と未来を創造します」です。目の前の依頼者に弁護士が関わることで、安心感を得てもらいたい。そしてその方達の進むべき道を示し、未来を作っていけるよう支援したいと考えています。

2つ目は「私たちは人や社会の可能性を信じ、可能性を追求し、可能性を形にする事務所を目指します」です。

少年事件なら、事件を起こしてしまった少年が今後変わっていく可能性を信じて支援しよう。うまくいっていない会社についても、ダメだから破産しようではなく、そこで働く経営者や従業員の思いを大切にして、その会社の可能性を最大限追求していこう、諦めるのではなく可能性を追い求めていこう、という思いで日々の業務に取り組んでいます。

雑談や人生相談を含めしっかりとお話を聞きます

相続案件に注力している理由を教えてください。

地域密着で日々いろいろな方の相談に乗っていますが、困りごととして最初に相続が上がってくることが本当に多いです。相続に取り組まずして、地域の助けになることはできません。

相続は紛争になると、当事者だけで解決するのは難しくなってきます。トラブルになると、距離が近い親子やきょうだいだからこそ憎しみあい、紛争もウェットになってしまいます。そこに対して弁護士が入り、力添えすることの社会的意義は大きいと考えています。

相続案件を手掛ける上で心掛けていることを教えてください。

まず、依頼者が亡くなった方とどのように関わってきたのかをしっかりと聞きます。それを聞くことでどこに強い思いがあるのかを知り、また相手方と交渉していく中で武器となる点を見つける糸口とすることもできます。雑談や人生相談を含め、しっかりと話を聞くことがまず第一です。

遺産相続ではどういった相談が多いですか。

「遺言の内容に納得いかない」という相談が多いです。

例えば、親が亡くなり相続人が兄と弟の2人のケースで、遺言が「兄に全ての遺産を相続する」という内容だったとき、納得できない弟が相談に来られることがあります。

この場合は、そもそもの遺言の無効を争うこと、相続によって取得される財産の補償額となる遺留分を請求すること、兄が生前贈与を受けていたらその部分を兄がすでに受け取った財産として算定し、兄の相続分から引くように要求することなどが考えられます。

「1人の相続人に全てを譲る」という遺言は、思っているより多いです。親からしたらそれなりに理由があっての遺言ですが、除外された人はその人なりの思いがあり、納得できませんよね。それまで兄弟仲は悪くなかったのに、遺言が紛争のきっかけになってしまうことは多々あります。

第三者が入ることでスムーズに進む親族間の問題

相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。

トラブルになってしまった場合、弁護士が入ることでお互いの言いにくいことを伝え、こじれてしまった関係性の中でも主張すべきことをはっきり主張できるというメリットがあります。

被相続人の財産が現金、不動産、株式など様々な種類の場合、「どれを誰が取るのか?」の合意が自分たちで取れればいいですが、それぞれが欲しい財産をめぐって意見がまとまらないことが多々あります。お金の話になると本音が言いづらく、自分の希望をどこまで言っていいのかと悩む方は多々いらっしゃいます。

そんなに仲が悪くなかったとしても、身内同士なので本音を言いにくいと思っている方は多いと思います。その場合は、弁護士を立てることで、本音を代弁することができます。

弁護士を立てることで、逆に、身内との関係が拗れることを心配する方もいらっしゃいます。当事務所では「依頼者がどうしたいのか」をしっかりとヒアリングし、その希望を踏まえて相手方と接し、できるだけしこりが残らないような解決を目指しています。

遺産分割を進めていく中で、「依頼者の思いを最後まで大切にする」ことを第一にしています。これは弁護士だけでなく、事務所で働くスタッフ全員で共有しています。

抱え込まずに、まずは相談を

事務所ならではの強み、他の事務所との違いを教えてください。

相続税申告が必要な場合は、通常は弁護士ではなく税理士が手続きを行います。依頼者自身が税理士を探すと労力が大きいのですが、当事務所では税理士と提携をしていますので、ワンストップで手続きを行うことが可能です。

また、多くの中小企業と向き合う中で、「最後の破産、清算だけではなく、もっと踏み込んでお手伝いができないだろうか」と考え、経営革新等認定支援機関の資格を取得しました。こちらは弁護士業とは別に、会計・財務などの切り口から会社を見て、企業の経営改善、経営再建のお手伝いをしています。

経営者の方には、一般的な相続とは別に法人の相続、事業承継の問題も絡んできて、2段階、3段階難しくなります。相続が発生して初めて、相続人である息子、娘が途方にくれるということもままあります。

そうならないために、本来は適切な形で遺言を残したり、生前からどうするかを家族で話し合っておくことも必要です。多くの中小企業を見てきた経験から、最適な方法を話し合って見つけていくことが可能です。

相続は事業承継の中でも柱となるもので、しっかりと対策しないといけないところだと考えています。個人、法人の両面から「相続」を考え、より力を入れていきたいと考えています。

相談を考えている方にメッセージをお願いします。

当事務所は、相続関係の相談は初回無料です。実際、お話を聞いて満足して帰っていかれる方のほうが多いです。もちろん依頼につながればいいですが、それよりも、相談に来た方がご自身で糸口を見つけることができれば一番いいと考えています。

これは私がこの事務所に来てからずっと言っているのですが、どんなに些細なことでもいいので、相談してほしいと思っています。親族間のトラブルは当事者にとっては大きなストレスになってしまうものです。早く相談いただければ、問題がこじれる前に解決に導くことができます。電話でも相談を受け付けておりますので、抱え込まないうちに早く相談いただければと思います。