相続弁護士 ドットコム
王子総合法律事務所(東京都北区)

王子総合法律事務所

所在地
東京都 北区王子本町1-24-3 アバンスビル2階

弁護士が間に入ることで感情ではなく理屈で解決、思いを代弁し納得のいく相続をサポートします

鈴木 信作王子総合法律事務所
弁護士が間に入ることで感情ではなく理屈で解決、思いを代弁し納得のいく相続をサポートします

東京都北区「王子総合法律事務所」で共同代表を務める鈴木信作弁護士(東京弁護士会所属)に、相続問題でよくある相談や心がけていることについて聞きました。依頼者が抱える複雑な思いを丁寧にヒアリングしている鈴木弁護士。「相談すべきかどうかを悩む必要はありません」と呼びかけています。

インタビュー

「この人になら話してもいいな」と信頼していただけるように

事務所設立までの経緯を教えてください。

2011年の弁護士登録後、都内の法律事務所に7年間在籍しました。そこでは常時300件程度の家事案件を扱っており、一通りの業務を経験したところで大学時代の友人と一緒に事務所を立ち上げました。

当事務所は2019年、JR京浜東北線及び東京メトロ南北線の王子駅から徒歩4分の場所に開設しました。王子駅はターミナル駅ですが、北区は人口比で弁護士がまだまだ少ないので、地域に密着した形の法律事務所を目指しています。

相続案件に取り組む上で心掛けていることを教えてください。

相続問題は、多くの人にとって初めての経験だと思いますし、親族間の争いということで気疲れしている方も多いと思います。依頼者の話をじっくりと聞き、寄り添った形で解決を目指しています。

実際に相談に来られる方の中には、本当に思っていることを最初からお話しできない方もいます。やはり親族間の争いということで、ストレートに言うのははばかられるとか、他の相続人に恨みを持っていたり複雑な感情を抱いていたりするためです。

時間をかけてできるだけ丁寧にお話を聞くことで、お気持ちや事情を引き出せるようにしています。「この人になら話してもいいな」と信頼していただけるように心がけています。

また、最初の段階で、相談に来られた方のご希望に反して厳しい見立てになる場合には、はっきりとお伝えするようにしています。無理な目標を立てて進め、結果としてご希望に沿う形にならないのは、双方にとってプラスではないと考えているためです。

弁護士費用は明朗会計にしています

相続ではどのような相談が寄せられますか。

遺産分割が多いですが、遺留分に関するトラブルも寄せられています。また、2024年4月から相続登記が義務化されたことで、「放置していたものをどうにかしなければいけない」「早めに解決しなければいけない」と考える方が増えた印象があります。

例えば、登記が祖父名義のまま残っていると、相続人が多くなってしまいます。放置すればするほどより大変になっていきますので、早期に解決した方が良いとアドバイスをすることが多いです。

遠縁などで直接の話し合いが難しい場合でも、弁護士にご依頼いただければ代わりに連絡を取って交渉をおこなっていきますので、ご相談ください。

解決までの流れを教えてください。

ケースバイケースではありますが、交渉よりも、調停に進むことで解決する方が多いと思います。弁護士の元に相談に来られるということは、すでに親族と関係がこじれていたり連絡が取れなかったりして、ご自身では解決ができない事情があることが多いです。

そうした場合、弁護士が間に入って話し合いをしましょうと言っても、うまく話が進まないこともありますし、話し合いに時間をかけても決裂してしまうと余計に時間がかかってしまいます。

交渉で早期に解決するのが難しそうだなと思った場合には、比較的早期に調停を申し立てます。その上で、調停までに話し合いができるかどうかを探ることが多いです。

他の事務所との違いはどんなところでしょうか。

当事務所では着手金が22万円、報酬金が獲得した金額の11%をいただくという費用体系をとっています。

相続財産の金額が大きいと着手金も高額になりがちですが、当事務所の初期費用は予測がつきやすい形ですし、比較的低額かと思います。

弁護士に頼むといくらかかるのか分かりづらいことも多いと思いますが、明朗会計ですのでご安心ください。また、相続手続きが終わるまで手元にお金がなく、高額な着手金をご用意できないという方もいらっしゃると思いますので、その点も考慮しています。

王子総合法律事務所_相談室

気が重い連絡も弁護士に一任できます

早めに相談するメリットと、相談が遅れることによるデメリットを教えてください。

相続手続きには、期限の決まっているものもあります。

例えば、相続税の申告・納付期限は10か月と決まっています。それまでに遺産分割が終わらなくても申告自体はできますが、後々税額を修正するなど二度手間になることもありますので、早期に解決することをおすすめします。

また、親族間で争うということが、重荷に感じる方もいらっしゃると思います。弁護士に頼めば、気が重い連絡も全て任せることができますし、相手方にも「解決については弁護士に任せています」と伝えて一任することができます。

親族間で感情に任せて争いをしてしまうと、修復不可能なくらいに関係が壊れてしまうこともあります。弁護士が入ることで、感情ではなく理屈で解決する方向で進めていくことができます。完全に親族関係がこじれてしまう前に、弁護士への依頼をご検討いただくと良いと思います。

王子総合法律事務所_鈴木信作弁護士記事内画像2

弁護士を頼るべきかわからなくても、お気軽にご連絡を

これまで扱った相続案件で印象に残っている案件を教えてください。

父が亡くなった後に「遺産をすべて兄に相続させる」という内容の遺言書が出てきたというご相談です。遺留分減殺請求(当時)をして協議した結果、1億円を超える金額の支払いを受けることができました。かなり大きな金額を獲得できたという点で印象に残っています。

これは、相続財産の中に不動産がとても多い案件でした。評価をどうするかが争いになるところでしたが、できる限り依頼者が納得できる形での評価の調整をした上で、解決を図りました。

不動産の評価は、何を基準にするかでそれぞれ変わってきます。全く知識がないと相手から固定資産評価証明書や路線価を示されて、それで計算して払いますので終わりにしましょうと丸め込まれる場合もあります。こうした場合には、それらよりも高額になりやすい時価を基準にした評価で合意できるように交渉していきます。

最後に、相続問題で悩みを抱えている方にメッセージをお願いします。

「弁護士に依頼して良いかどうか分からない」という場合でも、まずはお気軽にご相談ください。お電話で簡単に事情を伺った上で、事務所にお越しいただき無料で相談を受け付けています。

相談すべきかどうかを悩む必要はありません。一度ご連絡いただくことで、早く心労から解放されると思います。基本的には無料相談で方針を提示して、ご依頼されるかどうかご判断いただいていますが、どうしようか迷う方には改めて無料相談をおこなうこともあります。

親族間ですと、なかなか言いたいことが直接言えないことがあると思います。例えば、兄が「自分が長男だから多くもらうのは当然だろう」「家にいないんだから取り分は少なくする」などというのに対し、妹の立場からはなかなか意向を言いづらいですよね。

そんな場合でも、弁護士が思いを代弁して正当な権利を実現していきますので、一緒に解決を目指していきましょう。