相続弁護士 ドットコム
すぎうら法律事務所(愛知県名古屋市)

すぎうら法律事務所

所在地
愛知県 名古屋市天白区平針3-1112

当日予約・時間外相談も対応|遺産分割協議だけでなく登記から税務まで複数の問題を同時に解決

杉浦 太一郎すぎうら法律事務所
当日予約・時間外相談も対応|遺産分割協議だけでなく登記から税務まで複数の問題を同時に解決

名古屋市天白区平針で「すぎうら法律事務所」を経営する杉浦太一郎弁護士(愛知県弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを聞きました。「複数の問題を同時に解決すること」を理念に、遺産分割協議から相続税申告や登記業務まで幅広く取り扱う杉浦弁護士。当日予約、オンライン相談、出張相談など柔軟な相談体制で、日々さまざまな相談に対応しています。

インタビュー

遺産分割協議だけでなく、相続税申告や相続登記もお任せください

これまでのキャリアについて教えてください。

愛知県豊田市で生まれ、長年、平針にて生活しており、つい最近までは旅行以外で愛知県から出たことがないほどでした。2017年に弁護士登録したのと同時に当事務所を設立しました。2017年に通知税理士登録、2019年には税理士登録もしました。

事務所の理念を教えてください。

複数の問題を同時に解決することです。相続で言いますと、遺産分割協議は多くの弁護士が扱っている業務です。しかし、遺産の中に不動産があれば相続登記を行い、場合によっては相続税の申告を行う必要があります。当事務所では登記も相続税申告も全て対応できます。

登記も相続税申告もできる弁護士というのは、珍しいのでしょうか?

一般的には登記は司法書士に、相続税申告は税理士に依頼しますので、全て弁護士が行うというのはかなり珍しいです。依頼者にとっては、遺産分割協議も登記も相続税申告も相続に関することですから、1つの事務所で完結すればかなり楽ですし、それぞれ別に依頼するより費用を抑えやすいです。

また、登記や税金に関する正確な知識があると、より広い、正確な知識を前提に遺産分割協議ができますから、より良い解決につながりやすいです。こういった依頼者のメリットを考えて、複数の問題を同時に解決できる体制を整えています。

幅広い業務を行うために心がけていることはありますか?

研鑽を怠らないこと、具体的には知識を深めるために勉強を欠かさないこと、そして多くの経験を積むことを心がけています。

経験で言いますと、法律相談を積極的に受けるようにしています。HPや弁護士ドットコム経由、ご紹介などで法律相談をお受けするのはもちろん、弁護士ドットコムでは一般の方が匿名で法律相談を投稿できるのですが、そちらにも積極的に回答しています。

それらを全て含めると、年間1500件ほどの相談に対応しています。弁護士ドットコム上の法律相談では、ベストアンサーに選んでいただくことも多く、弁護士ドットコム独自の基準で選ばれるランキングでは、遺産相続部門で全国1位に選ばれるなど上位を維持しております。

当日予約・時間外相談・出張相談など柔軟に対応します

相続についてよくある相談内容を教えてください。

やはり遺産分割関係が多いです。遺産分割といっても状況は様々で、親や配偶者が亡くなって何から手を付けて良いかわからない方、相続人同士で話し合ったけれど一向に進まない方、調停を申し立てられた方、親や配偶者の借金が残って困っている方など、色んな方から相談が寄せられます。

相続の分野に注力している理由を教えてください。

相続問題は、誰にでも起こりうる身近な法律問題です。法律的に難しい問題も多く、こうして街の弁護士として仕事をする以上しっかり力を入れていきたいという想いからです。また、父は税理士として、祖父は司法書士として相続に関わってきたので、私も弁護士になったら相続に積極的に関わろうと思っていました。

相続は感情的な対立が起きやすいと聞くこともありますが、相続問題の特徴はどういったところでしょうか?

たしかに、相続人同士の長年にわたる不満が、相続をきっかけに爆発するケースは少なくありません。ただ、たとえば離婚だと、離婚したい・したくないという問題や、親権、慰謝料など、なかなか感情論と切り離せない部分が多くあります。

他方、相続は、突き詰めると純粋な財産問題です。ですから感情論と財産問題は区別して、ある意味淡々と進めるようにしています。お互い不満をぶつけあって長期間争うことで、余計に溝も深まります。それよりも、問題をシンプルにして早期解決したほうが双方にとって良い場合が多いと感じています。

先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどんなところでしょうか。

先ほどお話しした、登記や相続税申告も同時に対応できるところは強みです。また、相談しやすい体制も強みです。

一般的に法律相談というと、何日も先の予約を取って、事務所まで足を運ぶ場合が多いです。しかし不安や疑問があれば、すぐ相談したいと思う方が多いでしょう。そこで当事務所では、予定さえ空いていれば当日予約にも対応しています。また、電話やオンラインでの相談も可能ですから、遠方の方や事務所までお越しいただく時間が取りづらい方でも相談しやすいです。

時間に関しても、業務時間は平日9時から17時ですが、夜間や土日祝も可能な限り対応いたします。出張相談も、愛知県内であれば往復の交通費さえご負担いただければ、基本的に通常の相談料で対応いたします。

そのような柔軟な体制にされたのは、どういった理由なのでしょうか?

弁護士に相談するのは、まだまだ敷居が高いと感じる方も多いと思います。その結果、救われるべき人が救われなかったり、相談が遅れてトラブルが大きくなることもあります。そういった事態を防ぐために、少しでも相談のハードルを下げたいと思った結果です。

できる限り双方が納得できる、早期の解決を目指します

相続案件の依頼を受けた場合、どのように進めていかれるのでしょうか?

遺産分割協議の依頼を受けたときは、もちろんケースバイケースですが、まずは他の相続人へ手紙を送って、こういう内容で分割したいというふうに提案して協議を行います。

協議がまとまらない場合は調停を申し立てますが、当事務所では調停までいかずに解決できるケースが多いです。調停になるとどうしても時間が掛かりますから、早期解決という意味でもメリットは大きいです。

相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。

双方ができるだけ納得できる結果を目指しています。相続は親族間のトラブルですから、必要以上に揉めるのは望ましくありません。また、双方が納得できるように進めることで早期解決も見込めます。

もちろん弁護士は依頼者の代理人ですから、依頼者の利益を考える立場です。ただ、依頼者の言いなりになるのとは違います。どう考えても法律的に認められないような主張を続ければ解決が遅れ、結果的に依頼者のためになりません。

ですから、まずは依頼者に丁寧に説明して、譲れるところ・譲れないところをしっかり考え、見通しを立てます。そして相手に一方的な内容を押し付けるのではなく、きちんと法律に従った提案をして交渉を行います。その結果、相手の理解も得られることが多いです。

依頼者とのコミュニケーションでは、どういったことを意識されていますか?

同調と現実を意識しています。依頼者の主張やお気持ちは、それが法律的に通らないものであっても一旦受け止めた上で、法律的なルールや見通しという現実を丁寧に説明しています。また、時間の許す限りじっくり話すようにしています。

そうやってコミュニケーションを重ねるうちに依頼者の気持ちや頭も整理されていって、解決に向けた決断ができるようになります。私と話すことで、応援されているように感じたとか、背中を押してもらえたと言っていただくこともあり、嬉しく思います。

相談が早いほど選択肢も増えます。相性を見極めるためにも、まずはご相談ください

相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。

一番は、やっぱり専門的なアドバイスを受けられることです。ネットで得られる情報の中には、誤ったものもあります。しかしそれを見分けることは難しいです。また、ケースによって解決策は変わってきますので、やはり弁護士から直接アドバイスを受ける方が断然良いです。

また、弁護士は交渉のプロですから、依頼すれば相手よりもアドバンテージを得られます。あとは単純に、書類作成や戸籍の収集などを自分でするのは大変ですが、弁護士をつければそういった煩雑な手続きを全て任せられます。時間的なメリットも大きいです。

早めに相談するメリットと、相談が遅れるデメリットを教えてください。

早めにご相談いただければ、その分選択肢も増えます。反対に相談が遅れると、選択肢が限られてしまいます。法律によって期限が定められているものは、相談が遅れることで権利がなくなることもありますから注意してください。

相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

弁護士を選ぶ基準は、もちろん経験や取り扱い分野というのは大事ですが、最終的には相性がとても大事です。法律トラブルは、なかなか100%依頼者の思い通りにはいかないのですが、その場合でも、自分が納得して選んだ弁護士が一生懸命やってくれた結果であれば受け入れやすいと思います。

何人かの弁護士に相談してみて、一番相性が合いそうな人に依頼するのも良いと思います。ご自身と弁護士との相性を確かめるためにも、ぜひ気軽に相談してみてください。