京都で10年以上、一貫して相続に注力。依頼者の真意を汲み経済的にも気持ちの上でも納得の解決を
京都府京都市中京区にある「馬場総合法律事務所」は、相続の支援に特化した法律事務所です。代表を務める馬場充俊弁護士(京都弁護士会所属)は、金融機関や不動産業者などと連携して相談会を開催したり、おひとりさま支援を目的とした法人の理事を務めるなど、相続に関して幅広く活動しています。相続案件を手掛ける上での心構えや、事務所の強みなどを聞きました。
インタビュー
相続支援に特化した法律事務所として、様々な活動を展開
これまでのご経歴や事務所設立の経緯を教えていただけますか。
京都大学法学部、京都大学法科大学院を卒業し、2013年に弁護士になりました。その後、約5年間京都市内の法律事務所に勤務した後、2018年に独立して当事務所を設立しました。
先生の事務所の特徴や強みはどういったところでしょうか。
相続支援に特化した法律事務所として、多くの相続案件を取り扱っていることが、強みであり特徴です。全案件のうち半数以上が相続で、相談の件数も年間100件を超えます。
京都の大手金融機関や大手不動産販売会社と共同で、定期的に相続相談会なども開催しています。その他にも、「一般社団法人おひとりさま相続」を設立して、理事としても活動しています。
「一般社団法人おひとりさま相続」は、どういった活動をしているのですか。
行政・金融機関・不動産会社・葬儀会社・介護の専門家などと連携して、社会問題にもなっている、子どもがいない方の相続や後見の支援などを行っています。
自分が他界した後のことを不安に思う方は多いです。そこで死後事務委任契約を結んだり、遺言書を作成することで、安心して過ごせるように支援しています。また、他界するまでの生活費や医療費を不安に思う方も多いので、人生設計という形の支援も行っています。
死後事務委任契約というのはどういったものでしょうか。
本人が亡くなった後に、弁護士が、葬儀などの手続きを家族に代わって行う契約です。「他界したことを誰に伝えてほしいか」「どういう葬儀をしてほしいか」といった希望をあらかじめ聞いておき、死後、その希望に沿って手続きを代行します。
京都ならではの事情も把握し、適切に対応します
先生の事務所で、相続案件が多い理由を教えてください。
講演会や相談会など地域に根ざした活動を続けることで、多くの方とお会いしていること、口コミでご紹介いただけること、様々な業種の方からご紹介いただけることが主な理由です。依頼者のために全力を尽くし、誠実に仕事をしてきたことが、このような結果につながっているのだと思います。
相続は多くの弁護士が取り扱っている分野ですが、どういった弁護士に相談・依頼するとよいと思われますか。
やはり相続に力を入れていて、取り扱い経験が豊富な弁護士がよいと思います。相続案件の経験が多い弁護士ほど知識が豊富ですし、適切に見通しを立てることができます。他の相続人や裁判所との交渉やコミュニケーションにおいても、経験の差は大きいと思います。
また、情報発信をしているかどうかも目安に検討されるとよいと思います。当事務所では、これらの条件をすべて満たしていますので、安心してご相談ください。
これまでずっと京都市内で活動してきたことは、相続案件を手がける上でどのようなメリットがありますか。
京都は古い建物や特殊な構造の建物も多いですし、評価の仕方で不動産の金額もかなり変わりますから、そういった京都ならではの事情を理解できたことはメリットです。
また、京都市内の税理士・司法書士や不動産業者とのネットワークも築いています。当事務所にご依頼いただければ、依頼者のニーズに合わせてワンストップで対応できる点もメリットです。
親身になって話を聴き、よりよい解決に向けた提案を行います
事務所として、どういったことを大切にされていますか。
特に相続案件では、依頼者はわからないことや不安なことをたくさん抱えています。何から手を付けてよいかわからない、どの専門家に何をお願いしたらよいかわからないという方も多いです。依頼者の不安を少しでも軽くできるよう、自分のことのように親身になって話を聴くことを心がけています。
もちろん聴くだけではなく、依頼者の意見や方針を尊重しつつ、依頼者にとって真の利益はどこにあるのかを冷静に判断し、提案することも大切にしています。
真の利益というのは、どういったイメージでしょうか。
相続で言うと基本的には経済的な利益、つまり相続する金額を増やすことが依頼者の利益になります。一方で、亡くなられた方への想いや他の相続人との関係など、気持ちに関する部分も大きいです。経済的な利益を追求するだけでなく、依頼者が今どんな気持ちでいるのか、お金以外に何を求めているのか、といったことを常に意識するようにしています。
放置することで大きな問題になることも。早めの相談がお勧めです
相続に関して、弁護士に相談するメリットは何でしょうか。
相続は誰にでも起こりうる身近な出来事ではありますが、法律や手続きが難しいです。ご自身で進めると対応を誤ってしまい、トラブルに発展するリスクもあります。できるだけ早い段階で弁護士に相談し、適切な対応についてアドバイスを受けることで、リスクを回避できる点は大きなメリットです。
どういうタイミングやきっかけで相談に来られる方が多いですか?
人それぞれではありますが、四十九日、年末、お盆の後に来られる方が多いです。親族が集まるタイミングで相続の話をして、手続きがわからないとか、何かもめるポイントがあって相談に来られるようです。
揉める原因はケースバイケースです。長年にわたる不平不満が相続をきっかけに表面化するケースもありますし、不動産の評価や分割方法をめぐって揉めることも多いです。
弁護士には、早めに相談したほうがよいでしょうか?
早いに越したことはありません。相続人同士で話し合ってもめてしまった後だと、どうしても解決までに時間とお金が掛かります。
また、遺産分割を放置してしまうことも、コストが増える原因の1つです。以前、私が手がけた案件では、長年遺産分割未了の不動産があって、相続人が約60人まで広がっていました。不動産の名義を変えたり売却したりするには、相続人全員の同意が必要です。この案件では、海外へ移住している方や連絡先がわからない方もいて、同意を取るのにかなり時間がかかりました。
ここまで放置するケースは多くありませんが、どの相続にも同じような問題が生じるリスクはあります。次の世代に問題を残さないためにも、早めにご相談ください。
先生に相談したい場合は、どのようにすればよいでしょうか。
電話またはメールで予約をお願いします。予約の際に、相談までに整理していただきたい情報や当日お持ちいただきたい資料などをお伝えします。
初回相談は無料です。対面だけではなく、オンラインでの相談も承っています。
相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
当事務所は、設立当初から一貫して相続に注力してきました。蓄積してきたノウハウを活かして、依頼者のニーズに応えられるよう尽力します。まずは一度ご相談ください。