中村法律事務所

依頼者の立場に立ち、最善の解決策を見つける

これまでのご経歴について教えてください。

出身は広島で、早稲田大学法学部に進みました。1982年に弁護士になったのを機に広島に戻り、弁護士だった父の法律事務所に入りました。

父は1990年に他界する直前まで弁護士として仕事をしており、他界後は私が事務所を引き継いで今に至ります。

私自身も気づけば40年以上弁護士を続けてきて、父の代も含め本当に長く広島で事務所を続けてきました。

長年のご経験をお持ちですが、これまでどういった分野を取り扱ってきましたか。

個人からのご相談は、相続、交通事故、不動産や建築分野の紛争、離婚・男女問題、著作権問題など、幅広い分野を取り扱ってきました。

企業法務の取り扱いも多く、上場企業や中小企業など数社の顧問弁護士も務めています。

事務所として、どういったことを大切にしていますか。

依頼者の立場に立って、最善の解決策を見つけるということです。

依頼者の立場に立つというのは、依頼者の言うことをなんでも聞いて、すべて肯定するということではありません。

弁護士の仕事は、法律を使ってトラブルを解決することです。もちろん依頼者の気持ちに寄り添い共感することも大事ですが、他方で客観的な視点を持って解決に導くことも大切です。

目先のことではなく、より広い視点で依頼者のことを考えているのですね。

そうですね。ときには依頼者に対して厳しい見通しを伝えたり、耳の痛い話をしたりすることもありますが、それは最終的に依頼者にとって最善の解決に結びつくからなんです。

依頼者に遠慮して良い顔をしてしまうと、その場は依頼者は喜んでくれますが、長い目で見れば結局依頼者のためにならないわけですね。

相続は誰にでも起こりうる身近な法律トラブル

相続について、どういった相談が多いですか。

遺産分割、遺言無効、遺言書作成、相続放棄などのご相談が多いです。

遺産分割で問題になるケースは様々ですが、たとえば被相続人（＝亡くなられた方）の遺産の内容がはっきりわからないケース、感情的な対立があって話し合いが進まないケースなどが多いです。

遺言無効というのは、どういった場合に問題になるのでしょうか。

遺言書が見つかったけれど、被相続人の筆跡ではないんじゃないかと問題になるような場合です。このようなケースでは、本当に被相続人の筆跡なのか鑑定して、その結果を踏まえて方針を決めていきます。

どういった想いから、相続分野に注力しているのでしょうか。

相続は誰にでも起こりうる身近な法律トラブルですから、こうして街の弁護士として仕事をする以上、当然ながら力を入れています。

人としての悩みを解決できるやりがいのある分野です。相続は親族間の争いなので、感情的な対立も激しくなりがちです。もちろん感情面だけでなく、法律面でも難しい問題がたくさんあります。

そういった問題を一つひとつクリアしていって、最終的に満足してもらえたときは嬉しいですね。

長年の経験にもとづく見通しの正確さが強み

先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどういったところでしょうか。

40年以上の弁護士経験がありますから、見通しを誤らず、そしてその見通しを早い段階で立てられることです。

早ければ最初の相談の段階で、どういう結論になるのか大体予想はつきます。それができるのは、多くの経験を積んできたからこそです。

仕事をする上で、どういったことを心がけていますか。

依頼者に対して丁寧に説明して、要望を聴いて、できる限り要望に沿った形で進めることです。

法律トラブルは、依頼者の思い通りの結果にならないことも少なくありません。だからこそ、今どういう状況で、どういう解決方法があるか丁寧に説明して、やるだけのことをやるという姿勢が大切だと思います。

長年弁護士を続けてこられて、弁護士として大切にしていることはどういったことですか。

法律知識なども当然大切ですが、やはり誠実さに尽きると思います。

誠実に依頼者と向き合い、依頼していただいた案件に誠実に向き合い、依頼者を正しい方向に導くというイメージです。色んな可能性を考えることは大事ですが、その中からいかに筋が通る選択肢を選ぶかということを大切にしています。

初回電話相談無料。まずはお気軽にお電話ください

弁護士に相談するメリットを教えてください。

たとえば体調が悪いとき、医師の診察を受けず自分で考えて対処すると、間違った方向にいくことは少なくありません。軽いケガや病気ならまだ良いですが、場合によっては、取り返しのつかないことにもなりかねません。

法律トラブルも同じで、自分で考えて対処すると時間も掛かりますし、良くない結果になりがちです。法律の専門家である弁護士に相談すれば、正しい知識を得ることができ、解決に向けて正しい方向に進むことができます。

相続について早めに弁護士に相談するメリットはありますか。

早ければ早いほど、紛争の種を防げます。たとえば遺言書を書くことで、相続トラブルを防ぎやすくなります。

遺産分割協議についても、相続人同士で散々話し合ってもめた後に相談に来られると、どうしても解決に時間がかかります。すぐ依頼するかどうかはさておき、まず一度相談していただくことで後悔が減ると思います。

先生に相談したい場合は、どのようにすれば良いですか。

初回無料の電話相談を行っていますので、まずはお電話ください。お電話いただいたときに私が対応できれば、そのまま相談をうかがいます。すぐに対応できない場合でも、できるだけ早いタイミングでお話できるように調整します。

その上できちんとお話をうかがった方が良いケースだとわかれば、改めて事務所に来ていただいて相談をうかがいます。費用は、30分ごとに5500円（税込）です。

経済状況によっては法テラスの制度を使って相談料を無料にできる場合もありますので、お申し出ください。

営業時間は平日8時30分から17時ですが、それ以外でも可能な限り対応します。

相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

相続に限りませんが、悩みごとを抱えているとストレスがたまります。弁護士に相談することで頭や気持ちの整理もできますし、専門的なアドバイスも受けられますので、お気軽にご相談ください。