相続弁護士 ドットコム
野崎・松井法律事務所(東京都渋谷区)

野崎・松井法律事務所

所在地
東京都渋谷区恵比寿西 2-2-6 恵比寿ファイブビル605
初回相談料
5,500
/
60分まで
(税込)
初回相談時には90分の枠を確保しています。必要に応じて延長できますので、じっくりとお話しを伺うことができます。
受付時間
10:00-18:00
050-5283-7812

丁寧な対話を通して隅々まで状況を把握し、最適解を見極める。不動産が絡む複雑な相続案件にも対応

野崎 大介野崎・松井法律事務所
野崎・松井法律事務所(東京都渋谷区)野崎大介弁護士_メイン画像

東京都渋谷区に事務所を構える野崎大介弁護士(野崎・松井法律事務所)に、相続問題への取り組みや案件解決のために重視していることなどを聞きました。20年以上の弁護士経験を持つ野崎弁護士は、複雑化・紛争化する可能性のある相続問題について「早い段階から法律の専門家である弁護士に相談を」と呼び掛けています。(第二東京弁護士会所属)

インタビュー

丁寧な聞き取りがモットー。話しやすさを大切にしています

相続問題の相談に対応する上で大切にしていることを教えてください。

依頼者の言い分や事実関係を漏らさずに聞くことを大切にしています。相続案件に限らず、依頼者の話の中には、問題解決に必要な情報が詰まっています。「いくら聞いても聞き過ぎることはない」と考えて、できるだけ多くの情報を引き出していきます。

また、依頼者がざっくばらんに話せる雰囲気づくりも心がけています。「自分が話したいことを伝えられなかった」という状況にならないように、話を遮ったり否定したりせず、じっくり耳を傾けます。

依頼者自身が、考えていることを全て言語化できるとは限りません。そのため、適宜こちらから質問をして、依頼者の事情や状況を深いところまで掘り下げて聞き、思いを汲み取るように努めています。

相続問題を解決する上での方針を教えてください。

基本的には話し合いでの解決が理想と考えています。調停よりも早いペースで進められますし、個別の事情に応じた柔軟な解決ができるためです。

ただし相手方との直接交渉になるので、相手方の要望やこだわっているポイントをきちんと理解して進めることが重要です。また、発覚した場合に話し合いに支障をきたすような隠しごとは最初からしないといった、フェアな姿勢も求められます。

そして臨機応変な対応力も重要だと思います。というのも、依頼者の相談を受けて「この方向性で進める」と方針を固めても、相手方が主張を曲げず平行線になってしまうことが少なくないからです。

当初の方針に固執せず、相手方の出方などに応じて柔軟に方針や手段を変えるようにしています。そうすることによって、依頼者に有利な展開になったり、早期解決が叶うケースも多いです。

弁護士への早めの相談が、円満相続につながります

依頼内容としては、どのようなケースがありますか。

遺産分割協議や遺留分侵害額請求に関する相談が多いです。最近では、財産を持っている方のご家族から、相続対策の相談が寄せられることも増えています。遺言作成や後見開始の申立てのほか、被相続人所有の財産譲渡に関する助言を求められることもあります。

被相続人が経営する企業の株を生前に譲渡する場合、法的に認められた贈与や売買に関する契約書がなければ相続対策としての効力がなく、最終的に莫大な相続税が発生してしまいます。そういった生前対策の取りこぼしを防ぐサポートが受けられる点は、弁護士に相談するメリットだと思います。

相続発生後は、なるべく早めに相談した方がいいのでしょうか。

そうですね。たとえば、遺言がなく、相続人同士で話し合って遺産の分け方を決める場合は、話し合いを始める前に弁護士に相談することをお勧めします。ご自身に認められている法律上の権利や、相続の手続きの進め方、円満に話し合いを進めるポイントなどについて、アドバイスを受けられるでしょう。

相続について正しい知識がないまま話し合いを始めると、間違った方向に進んでしまうリスクがあります。法律に基づかず、自分たちの感覚で遺産の取り分を決めようとするケースがよく見られますが、そうすると相続人間で「そんな分け方は不合理だ」と不満の声が上がり、感情的に対立して話し合いが前に進まなくなってしまうのです。

相続人同士で話し合って対立が深まると、弁護士が入っても解決に時間がかかる可能性があります。無用なトラブルを避けるためには、弁護士に相談し、相続について正確な知識を得てから手続きに着手することが重要です。

また、多くの遺産を相続して相続税を支払う必要がある場合、被相続人の死亡を知った日の翌日から10カ月以内に申告・納付をしなければなりません。

話合いが長引いたりして期限までに遺産分割を終えられない場合、暫定的な申告後に修正申告が必要になるなど、二度手間が生じる可能性があります。

このような不利益を被らないために、相続発生後は早い段階で弁護士に相談して、今後の進め方や手続きの期限などについてアドバイスを受けることをお勧めします。

トラブルが起きやすい、不動産の相続もお任せください

不動産が絡む相続案件を多く手がけていると伺いました。

はい。土地やマンションなどの不動産が遺産に含まれる案件は、当事者間でトラブルになりやすいことから、力を入れています。

不動産は、現金のように機械的に分けられない、分割方法が複数あるなどの特徴があります。「どんな方法で分けるのか」「誰が取得するのか」「換金する場合、売却方法や分配をどうするのか」などをめぐって、当事者の意見が対立することが多いです。

不動産の問題は複雑で、適切な解決方法は案件ごとに異なります。当事務所にも日々相談が寄せられますが、「被相続人名義の土地に、1人の相続人の家が建っている」「実家は古くて価値が低いが、土地の評価額が高い」など、事情は様々です。

遺産に不動産があり、その扱いに困った場合は弁護士に相談し、状況に応じたアドバイスを受けることをお勧めします。

私は、長年にわたって、複雑な内容の相続問題や不動産処理に関する案件に取り組んできました。積み重ねてきた知識と経験、そして常に連携を取っている不動産関係者や税理士の知見も踏まえて、最適な解決方法をご提案します。

最後に、相続問題で悩みを抱えている方にメッセージをお願いします。

相続問題は、不動産や税金関係などが非常に複雑に絡むケースがあります。疑問点や不安がある場合は、ぜひ気軽に相談してください。

相続について弁護士のサポートを受けることには、様々なメリットがあります。

弁護士は法律の専門家であるため、依頼者の悩みや疑問に対して、法的な対策や回答を明確に伝えられます。また、税理士や司法書士などの士業と比べて、対応できる業務の範囲が広いことも特徴です。

相続の複雑な調査や手続きを代行したり、代理人として他の相続人とやりとりするなど、相続に関する様々なサポートを提供できます。話し合いで解決せず、調停・審判に移行した場合も、代理人として他の相続人と交渉します。

弁護士に相談・依頼していただければ、遺言作成などの生前対策から相続発生後の手続き、紛争解決まで、一貫してサポートすることが可能です。相続に関する悩みがありましたら、ぜひ気軽に相談してもらえればと思います。