相続弁護士 ドットコム

なせば成る法律事務所

所在地
沖縄県 那覇市楚辺1-5-17-203 プロフェスビル那覇

弁護士歴20年|早く解決するには早く始めることが大切。豊富な経験を活かし相続問題を解決に導く

折井 真人なせば成る法律事務所

沖縄県那覇市楚辺で「なせば成る法律事務所」を経営する折井真人弁護士(沖縄弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを聞きました。民間企業での勤務経験や青年海外協力隊として海外で活動した経験がある折井弁護士。キャリアの大半を沖縄県内で過ごし、相続分野はもちろん地域特有の事情についても豊富な知識があります。

インタビュー

民間企業・青年海外協力隊・弁護士過疎地域など様々な経験を持っています

これまでの経歴について教えてください。

出身は東京で、大学卒業後はディズニーランドを運営する株式会社オリエンタルランドで勤務しました。その後、青年海外協力隊に参加してグァテマラ共和国で援助活動をしました。弁護士になったのは2004年で、2006年から6年近く沖縄県石垣市の「八重山ひまわり基金法律事務所」で所長を務めました。2011年からは複数の弁護士が所属する那覇市内の法律事務所に所属し、2016年に当事務所を設立しました。

ひまわり基金法律事務所というのは、どういった事務所なのでしょうか?

弁護士が全くいない、あるいは極めて少ない「弁護士過疎地域」と呼ばれる場所でも法的サポートを受けられるように、日本弁護士連合会などの支援を受けて設置される公的な法律事務所です。全国各地に設置されています。

石垣市に赴任したときは弁護士2年目でしたが、所長として様々なトラブルを解決したことで、弁護士としてのスキルと自信を身につけることができました。

有利なことも不利なこともハッキリ伝え、早期解決を目指します

どういったことを事務所の理念にされていますか?

人間誰しも、辛いこと、うまくいかないときがあります。気が滅入るトラブルがあって、解決しなければならないとわかっているのに、向き合う気力がなくて、ずるずると解決できずにいることがあります。自分が悪くないのに、トラブルに巻き込まれることもあります。自分がこんなことになるなんて、考えたこともなくて、どうやったら前に進めるか、途方に暮れることもあります。

そんなとき、悩みを聞かせてもらい、ともに考えて、「大丈夫、何とかなるよ」という気持ちになってもらいたい、声をかけながらともに頑張っていきたい、と思っています。

「なせば成る法律事務所」という名称も、そのような思いでつけました。

先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどういったところでしょうか?

長年、弁護士として仕事をし、多くの案件を手がけた実績があります。積み重ねてきた知識や経験を活かして、困難な案件でも解決の糸口を見出せると自負しています。

また私のキャラクターも特徴だと思います。依頼者からはよく「話しやすい」と言われます。言うべきことはハッキリ言いますし、オープンな性格ですから、そこを信頼してくださる方が多いようです。

仕事をする上で、どういったことを大切にされていますか?

できるだけ早い段階で、見通しをハッキリ伝えるようにしています。依頼者の希望を叶えることが法律的に難しければそう伝えますし、有利な部分だけでなく不利になりそうな部分なども伝えます。また、解決までにどういう風に進んで、どれくらい時間が掛かるかということも、わかる限りで丁寧に説明するよう心掛けています。

説明を尽くした上で、依頼者自身に、どうするかを決断してもらいます。その決断に沿って、弁護士としてできることを全力でやるというイメージです。

どういった理由で、ハッキリ伝えるようにしているのでしょうか?

トラブルに巻き込まれている時間は短いに越したことはありません。同じような結論に落ち着くのであれば、早く終わった方が良いと思っています。弁護士が見通しをハッキリ言わず、過度な期待を持たせることで時間がかかるとすれば、それは良くありませんし、できるだけ早く正確な見通しを立てて、それを依頼者に伝えるべきだと思っています。

見通しを立てるには知識と経験が不可欠です。その点、私は20年ほど弁護士として仕事をしていますので、見通しを立てる早さと正確さには自信があります。

他の相続人と交渉するような場合でも、ハッキリと伝えるのでしょうか?

弁護士は依頼者の代理人ですから、依頼者の主張を伝えたり、相手の主張を争う場面では、誤解を招かないよう、なるべくハッキリ伝えます。ただ、攻撃的な表現を使ったり、相手の感情をあおるような言動はしないよう注意しています。

弁護士の仕事は人と人とのトラブルを解決することですから、相手を怒らせてトラブルをこじらせてしまってはいけません。できるだけ波風を立てないようにしつつ、こちらの意思や要望を伝えられるよう、表現を意識しています。

相続分野について豊富な経験。弁護士としての関わり方も意識しています

相続について、どういったご相談が多いでしょうか?

遺産分割協議に関するものが多いです。「何から手をつけて良いかわからないので、手続きの流れを知りたい」という相談もあれば、「相続人同士での話し合いがうまくいかなくて困っている」という相談もあります。

相続人同士で話し合ってもうまくいかない理由は、どういったことでしょうか?

感情的な対立があって冷静な話し合いができないケースもあれば、不動産の分け方が難しいケース、相続人の中に居場所がわからない人がいて話し合いを進められないケースなど、様々な理由があります。

相続人の中に、長男が全ての遺産を相続すべき、という考えを持っている方がいる場合も難航する傾向があります。相続人全員が同意すれば法定相続分どおりに分ける必要はないものの、長男がすべての遺産、あるいは重要な不動産の相続に固執するケースでは、柔軟な調整ができずに揉めることが少なくありません。

相続は色々な問題が絡むのですね。

そうですね。税金や登記が絡むことも多いので、信頼できる税理士や司法書士とも連携して進めています。不動産業者ともつながりがありますので、不動産の評価や売却が必要な場合は紹介することが可能です。専門家とのコネクションが豊富なことは、長く沖縄で弁護士を続けているからこその強みだと思います。

相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。

可能な限り円満に解決することを心がけています。相続のトラブルは親族間で起こるもので、当事者の方たちは、同じ地域に住んでいたり、冠婚葬祭などで顔を合わせたりします。もちろん主張すべきことは主張しますが、どこまで求めていくのか、どこを着地点とするのか、どのような進め方をするのか、依頼者の人間関係に配慮しつつ、十分に協議をして進めていきます。

早く解決するためには、早く始めることが大事です

先生に相談したい場合は、どのようにすれば良いでしょうか?

電話かWebフォームから相談予約をお願いします。業務時間は平日9時から18時です。土日祝や夜間についても対応可能な場合がありますので、お問い合わせください。

相談料は30分あたり5,500円(税込)ですが、一定の条件を満たす場合は相談料が無料になる法テラスの制度を利用できますので、予約時にお申し出ください。

相続の悩みを抱えた場合、なるべく早めに相談した方がいいのですか。

はい、相談のタイミングは早いに越したことはないと思っています。

私はよく、依頼者に対して、「早く始めないと早く終わりませんよ」と言っています。問題を放置すると、大きくなることはあっても勝手に解決することはまずありません。問題が小さいうちに適切な対処をすることで、それ以上事態が悪くなることを防ぎ、早期に解決できる可能性が高くなります。

反対に、相談が遅れて問題が大きくなってしまった場合、弁護士が入っても解決までにどうしても時間や労力がかかります。時効期間が過ぎてしまい、本来行使できるはずだった権利が消滅してしまうこともあります。

相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。

相続トラブルに巻き込まれている状態というのは、とてもストレスが大きいと思います。できるだけ早く・良い解決ができるようにサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。