土日祝・夜間相談可|親しみやすく丁寧に。遺言作成から相続発生後の手続き・紛争解決まで広く対応
港区赤坂で「林奈緒子法律事務所」を経営する林 奈緒子弁護士(第二東京弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを伺いました。依頼者とのコミュニケーションを大切に、納得感を重視した対応を心がけているという林先生。すでに発生した相続の問題解決だけでなく、遺言書作成などの生前対策にも注力されています。
インタビュー
大手損害保険会社・通信会社での勤務を経て弁護士に
これまでのキャリアについて教えてください。
愛知県出身で、早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業しました。卒業後は弁護士になるために早稲田大学大学院法務研究科(ロースクール)に進学したのですが、社会人経験がないまま勉強だけするのもどうなのだろうと思い、在学中に大手損害保険会社と大手通信会社での勤務を経験しました。
2016年に弁護士になり、東京都内の法律事務所で経験を積んだ後、2018年に当事務所を設立しました。
事務所の理念を教えてください。
相談者・依頼者の話をよく聴き、寄り添うことを大切にしています。相談に来られる方は、様々な想いをお持ちです。ですから、どうしたいのかというご希望をしっかり聴くようにしています。
「こんなことを相談していいのだろうか」と遠慮される方や、初めて弁護士と接して緊張している方も多いです。親しみやすい対応を心がけ、なるべくリラックスして話していただける雰囲気づくりを大切にしています。基本的には傾聴しつつ、適宜こちらから質問をして話を引き出したり、状況を整理したりして、徐々に事案の全体像を把握していきます。
依頼者の納得感を大切に、生前の相続対策から遺産分割協議まで幅広く対応します
相続について、どういった相談が多いでしょうか?
一つは、すでに起こった相続に関する相談です。特に遺産分割協議に関する相談が多く寄せられます。たとえば、相続人同士で話し合ったけれど折り合いがつかないというケースや、ある相続人が通帳などを全て管理していてどういう遺産があるかわからないというケースです。
また、ある相続人に全部相続させるという遺言が見つかって、自分は一切相続できないのかといった相談や、亡くなられた方が多額の借金を背負っていて困っているという相談も多いです。
もう一つは、遺言書を作成したいという相談です。高齢になられて、遺産を自分の意思に基づいて相続させたいという方、再婚相手との関係から遺言を作りたいという方、自分が経営する会社をしっかり引き継ぎたいという方などから相談をいただきます。
少し変わった相談だと、海外に住んでいる日本人の方からの相談も一定数あります。たとえばお父さんが日本で亡くなり、自分は海外にいて書類を集めたり遺産分割協議をしたりすることができないので弁護士に任せたい、といったケースです。
先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどんなところでしょうか。
当事務所は弁護士は私一人ですから、初回相談から解決まで一貫して私が担当できるところです。
大きな事務所だと、担当弁護士が退職して途中で担当が変わったり、初回相談を担当した弁護士とは違う弁護士が担当になることも少なくありません。私自身、大きな事務所に所属していたので、よくわかります。
もちろんそれが一概に悪いことではありませんが、最初から最後まで同じ弁護士に対応してもらう方が安心だという方も多く、そのような方のニーズにはお応えできると思います。
また、平日日中はお仕事で忙しい方にも相談いただきやすいように、土日祝や夜間の相談もお受けしています。
相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。
相続では、戸籍や遺産に関する資料などかなり多くの書類を扱います。漏れがないよう丁寧に、かつ迅速に、調査や分析を進めることを心がけています。
また、依頼者の納得感も大切にしています。弁護士を続けていると、先が読めるようになります。それはもちろん、依頼者に見通しをお伝えできるという意味では良いことです。
ただ、その見通しが依頼者の意向通りではない場合、なかなか気持ちの上で割り切れないという方も少なくありません。そのような場合は、時間を掛けてお話を聴いて気持ちを受け止めた上で、なぜそのような見通しになるのか、法律に基づいて丁寧に説明します。そして、依頼者の意向にできるだけ近い結果を導くための方法をご提案します。
「法律ではこうなっているので、あなたの希望は実現できません」などと頭ごなしに否定するのではなく、気持ちを受け止めて説明を尽くすことで、依頼者が納得して前に進めると考えています。
土日祝・夜間も対応。手遅れになる前に早めにご相談ください
相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。
問題の整理ができることは大きなメリットです。弁護士に相談すれば、今どういう状況に置かれていて、どういう権利があって、解決のために何をすべきか知ることができます。
また、特に相続の場合は法律的なことと気持ちの問題が一緒になってしまいがちです。弁護士に相談することで、感情と理屈を切り離して、冷静に今後の対応を考えられるようになります。
早めに相談するメリットと、相談が遅れることによるデメリットを教えてください。
遺言書を作りたい場合は、心身ともに元気なうちにご相談いただくほうが断然良いです。たとえば病気が悪化してしまった状態だと、内容をじっくり考える余裕がない可能性が考えられます。また、認知機能が衰えた状態で作った遺言は無効とされるリスクがあります。
相続が起きた後も、相続人同士で話し合って対立が深まってしまった後だと、どうしても解決に時間がかかります。また、遺留分侵害額請求や相続放棄には期間制限もありますので、先延ばしせずにご相談ください。
先生に相談したい場合は、どのようにすれば良いでしょうか?
電話または当事務所のHP・弁護士ドットコムのWebフォームから予約をお願いします。じっくりお話を伺いたいので、1時間のご予約(相談料5500円(税込)。初回、1時間のうち30分無料、30分有料)からとなります。ご相談方法はご来所のほか、オンライン(teams、LINE)も可能です。
土日祝や夜間のご予約も対応しています。お気軽にご連絡ください。
相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
「これはどうなんだろう」と少しでも疑問や不安に思うことがあれば、早めにご相談いただければと思います。しっかりお話をうかがった上で、いつ、どういうことをすべきか、ご事情に応じてアドバイスを提供いたします。