司法書士、税理士、宅地建物取引士の資格を活かして相続問題を包括的に支援
「業務の幅を広げ、さらなる高みを目指したい」という思いを抱き、司法書士から弁護士に転身したという大阪府大阪市「駒本法律事務所」の駒本秀一弁護士。司法書士時代から注力してきた相続問題への取り組み方や、事務所の強み、相続問題を弁護士に相談するメリットなどについて話を聞きました。(大阪弁護士会所属)
インタビュー
業務の幅を広げるために司法書士から弁護士に転身
事務所設立の経緯を教えてください。
弁護士になる前は司法書士をしており、主に不動産登記、相続手続、債務整理などの業務に従事していました。約15年にわたり司法書士として活動する中で、業務の幅を広げたいという思いが芽生え、司法試験に挑戦して弁護士資格を取得しました。
相続分野に注力している理由を教えて下さい。
司法書士時代に相続登記を扱っていたのですが、相談者から寄せられる問い合わせは登記だけにとどまらず、遺言や遺産分割協議など、相続に関する様々な相談が寄せられました。
複雑なケースもありましたが、司法書士としての業務範囲内であれば、わからないことでも主体的に学び、積極的に対応していました。その結果、相続分野において豊富な経験と知識を積むことができました。
弁護士に転身しても、司法書士時代に培った相続分野での経験や知識は十分に活かせます。弁護士としてのキャリアはまだ短いですが、相続分野においては司法書士時代からの経験を活かし、クライアントに適切なサポートを提供しています。
こまめな連絡と報告で依頼者のストレスを軽減
相続分野ではどのような相談が多いですか。
司法書士登録をしているため、相続登記に関する相談がいまも多く寄せられます。その中には、遺産分割に関して相続人間で紛争になっているなど、司法書士よりも弁護士としての対応が適していると判断されるケースがあります。そのような場合、弁護士としての専門知識を活かして、依頼者のサポートをおこなっています。
また、不動産が絡む遺産分割のご相談も多く寄せられます。その場合は、経験豊富な不動産業者とも連携して最適な分割方法を提案するようにしています。
相続案件を手がける上で心がけていることを教えて下さい。
依頼者を不安にさせないように心がけています。相続は、解決までに何年もかかる場合があり、その間、依頼者はストレスを抱え続けることになります。そのため、こまめな連絡と報告を心がけ、安心してもらうことが大切だと思っています。報告する際には依頼者が状況を把握しやすいように、わかりやすく説明することを意識しています。
これまで関わった相続案件で印象に残っている案件はありますか。
相続人が数十名に及び、相続財産が複雑であるにもかかわらず集中的に取り組んで早期解決できた事案や、長年手つかずで複雑化していた相続手続をスムーズに整理して解決した事案が印象に残っています。
いずれの事案も弁護士としての知識だけでなく、司法書士として培った経験がプラスされたことにより早期解決につながったと感じています。
多角的な視点を持って依頼者のニーズに応える
弁護士に相続問題を相談するメリットを教えてください。
相続手続きは幅広い知識を必要とするため、専門家である弁護士に相談することで、誤った判断や勘違いを防ぐことができます。特に不動産や税金に関する問題が絡む事案では、弁護士のアドバイスが役立つと思います。
また、依頼者が最初に思い描いていた手続きが、法的な観点や将来の影響を考慮すると適切でない場合があります。弁護士は依頼者の要望に応じつつも、法的な制約やリスクを考慮して最適なアドバイスを提供できます。
事務所の強みを教えて下さい。
当事務所の強みは、司法書士や宅地建物取引士として培った幅広い経験と知識にあります。特に登記や不動産が関係する事案では様々な提案や解決の実績があります。
また、通知税理士(国税局長に通知して税理士業務をおこなう弁護士)としても業務を行っており、相続税に関する専門的なアドバイスも提供できます。相続において発生する税務上の問題にも対処し、依頼者のニーズに合わせた最適なアプローチを提案します。
最後に、相続問題で悩まれている方にメッセージをお願いします。
相続が紛争に発展すると、家族関係に影響を及ぼすだけでなく、解決には時間と精神的な負担がかかります。
当事務所では、相続問題に関する豊富な経験と知識を活かし、問題解決に取り組んでいます。細やかな気配りと丁寧な説明を心がけ、法的な視点から最善の解決策を提案し、問題の早期解決に尽力いたします。
相続問題で悩みを抱えている方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。お力になれるように、全力で職務に当たらせていただきます。