初回相談1時間無料|弁護士歴20年。豊富な知識と経験を駆使し、相続トラブルの円満解決を実現
東京都台東区東上野で「河合法律事務所」を経営する河合繁昭弁護士(東京弁護士会所属)に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを伺いました。河合先生は、弁護士として20年のキャリアをお持ちで、一貫して相続をはじめとした身近な法律問題に取り組んでこられました。弁護士に相談するメリットや仕事をする上で心がけていることなども詳しくお聞きしました。
インタビュー
トラブル解決を通じて次の人生へ踏み出すサポートを
これまでのキャリアについて教えてください。
2004年に弁護士になり、都内の法律事務所に入所して経験を積みました。その後、2007年から2018年まで弁護士法人渋谷パブリック法律事務所という公設事務所に所属し、そのうち4年間は同事務所の所長を務め、國學院大學法科大学院の准教授も兼務していました。そして2018年4月に現在の事務所を設立しました。
公設事務所というのは、どういう事務所なのでしょうか?
今の私の事務所もそうですが、通常の法律事務所は弁護士が自分で設立します。他方、公設事務所というのは、日本弁護士連合会や全国の弁護士会などの支援・協力で設立される公的な法律事務所です。
大きな役割の1つは、弁護士が少ない地域の方や、病気や経済的事情などで弁護士に相談・依頼するのが難しい方にも法的サポートを提供することです。また渋谷パブリック法律事務所の場合は、法科大学院での教育も役割としていました。
現在の事務所において大切にされていることや理念を教えてください。
企業のサポートをしたり、最先端の分野を扱う弁護士もいます。もちろんそれも大切な仕事ですが、私の場合は、日々普通に生活している中で遭遇するトラブル解決を大切にしています。
法的トラブルは誰にでも起こりえます。そしてトラブルを抱えると、ご本人はもちろんご家族もストレスを感じることが多いです。弁護士としてトラブル解決をサポートすることで、ご本人やご家族が平穏な日々を取り戻し、新たな人生への一歩を踏み出せるようにという想いで仕事に取り組んでいます。
そう思われたのは、なにかきっかけがあったのでしょうか?
ずいぶん前になりますが、男女問題に関して女性側から依頼を受けました。依頼者にとって大変辛い案件で、ご本人もご家族も苦しんでいらっしゃいました。最終的には相手の男性も同席の上で示談書を交わして解決できたのですが、最後に依頼者と駅で別れるとき、とてもやわらかい表情をされていたんです。その様子を見たとき、依頼者は本来朗らかな方で、問題が解決したことで元の表情を取り戻せたのだなと思いました。
この経験を通じて、法的トラブルが人生にどれだけ暗い影を落とすのか、そして、解決することがどれだけ意味があることかを実感しました。1日でも早く、1人でも多くの方が自分らしさを取り戻せるようにサポートしたいと考えています。
依頼を受けて仕事を進める上で、どういったことを心がけていますか?
1つは、依頼者の話をよく聴くことです。当たり前のことだと思われるかもしれませんが、その当たり前のことを徹底して続けるのは簡単ではありません。
また、依頼者に安心してもらえるような対応も心がけています。依頼者が特に不安に思うのは、「自分の事件は今どうなっているんだろうか」ということです。依頼者が不安を感じないように、事件に少しでも動きがあれば、すぐにメールなどでご連絡するようにしています。
相続人全員が納得できる解決を目指しています
相続について、どういった相談が多いでしょうか?
相続人同士で遺産分割協議をしてみたけれど、問題があってうまくいかないという相談が多いです。たとえば、相続人の中に「自分が全ての遺産を相続する」といった極端な主張をする人がいると、話合いが前に進みません。
また、「自分は被相続人(=亡くなられた方)の介護を一生懸命やってきたのに、兄弟姉妹と同じ相続分なのは納得いかない」と主張する相続人がいるケースや、被相続人と同居していた相続人による預金の使い込みが発覚してトラブルになるといったケースも多いです。
どのような理由から、相続分野に注力されているのでしょうか?
相続は、誰にでも起こりうる身近な法律トラブルです。しかし法律は複雑ですし、相続人同士の感情的な対立も激しくなりがちで、ご自身で解決することが難しいケースも多いです。弁護士がお役に立てる部分が大きいので、力を入れています。
20年にわたって弁護士を続けてきて、税理士・司法書士・不動産業者など相続関連の専門家とのネットワークも構築できました。税務や登記の手続きが必要な案件も、信頼できる先生方と協力して取り組んでいます。
相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。
公平な遺産分割をすることです。相続トラブルは親族間で起きますから、トラブル解決後も関係性は続きます。法事などで顔を合わせたときに気まずい思いをすることがないよう、依頼者のご意向や利益を最大限尊重しながらも、できるだけ相続人全員が納得できる解決を目指しています。
20年の経験と知識をもとに、スピーディーで正確な見通しを心がけています
先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどんなところでしょうか。
他の事務所や弁護士と比べたことはありませんが、フットワークが軽いのは強みです。事務所までお越しいただくのが難しい場合は病院や施設まで出張相談に伺いますし、相続財産に不動産があれば直接見に行くなど、現場に足を運ぶことを大切にしています。
長年弁護士を続けてこられた経験は、仕事をする上でどのように活きていますか?
経験した案件が増えれば増えるほど、見通しを立てるスピードや正確さは上がっていきます。見通しというのは、たとえば主張が通るかどうか、相手がどういう反論をしてくるか、結果はどうなるかといったことに関するものです。当事務所では初回相談は1時間無料にしていますが、1時間あれば、一通りお話を聴いて、ある程度見通しを立てることができます。
ただ、どんな弁護士でも100%正確な見通しを立てることはできません。また、自分の知識や経験を過信すると、大切な事実や証拠を見落としたり、相談者・依頼者に寄り添う気持ちがおろそかになったりしかねません。どれだけ長く弁護士を続けても、きちんと話を聴く、きちんと調べる、きちんと検討するといった基本を忘れないように心がけています。
初回相談1時間無料。少しでも不安や疑問があればご相談ください
相続について弁護士に相談するメリットを教えてください。
相続に関する法律や制度は難しいものが多いので、専門的なアドバイスを受けられるメリットは大きいです。知らないうちにこうだと思い込んでいたり、ネットで見た情報を鵜呑みにしてしまう方も少なくないので、正しい知識を得ることは非常に大事です。
弁護士は様々なケースを取り扱っていますから、経験と専門知識に基づく的確な見通しを立ててもらえることや、解決方法の選択肢を提示してもらえることも大きなメリットですね。
早めに相談するメリットはどういったところでしょうか?
相続人同士で話し合ううちに、見当違いの方向に進んでしまったり、感情的な対立が深まってしまったりすることは少なくありません。
状況がこじれてから相談に来られると、どうしても解決までに時間がかかります。もちろん、1日も早く解決できるよう全力を尽くしますが、トラブルの初期段階でお越しいただく方が早期に解決しやすく、時間的・金銭的なコストも最小限に抑えられます。
先生に相談したい場合は、どのようにすれば良いでしょうか?
電話かWebフォームから予約をお願いします。業務時間は平日9時半から17時半ですが、時間外や土日祝も可能な限り対応いたします。
相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
「こんなことで相談して良いんだろうか」「弁護士に相談するなんて恥ずかしい」と思わず、なにか不安や疑問があれば気軽にご相談いただければと思います。自分では大したことはないと思っていても、弁護士に相談すると大変な問題だとわかることもあります。
当事務所では初回相談は1時間無料にしています。相談したら必ず依頼しなければならないわけではありません。1時間の相談で解決すればそれで良いですし、依頼するかどうかまだ決断できないということであれば、もちろんじっくり検討していただいて構いません。
あまり気負わず、一度相談に来てみていただければと思います。どなたも気軽にご連絡ください。