初回相談無料・土日祝も対応〜20年以上のキャリアを生かし、相続トラブルの最適解を追求
福岡市中央区大名で「田中亮一法律事務所」を経営する田中亮一(たなか りょういち)弁護士に、遺産相続案件を手掛ける上での心構えや事務所の強みなどを伺いました。田中先生は弁護士として20年以上のキャリアを持ち、一貫して相続に注力されています。相続問題について弁護士に相談すべきタイミングなども詳しくお話いただきました。(福岡県弁護士会所属)
インタビュー
弁護士歴20年以上。様々な案件を解決してきました
これまでのキャリアについて教えてください
福岡県柳川市内の高校、福岡市内の大学を経て、弁護士になりました。弁護士になったのは2003年で、2022年に当事務所を開設し、現在私を含め2名の弁護士が所属しています。
どういったことを事務所の理念にされていますか?
「人に寄り添う」ということを理念にしています。弁護士としての役割の1つは、依頼者自身が言葉にできない想いを汲み取って言語化し、それを裁判所や相手に伝えることだと思っています。そのためにじっくり時間をかけて依頼者と対話して、依頼者の想いを理解し、分かりやすい言葉にして、気持ちや想いを共有する。そんなイメージを「寄り添う」という理念に込めました。
なるほど。整理できていない気持ちも含めて、先生に聞いていただけるのですね。
そうですね。実は弁護士に相談や依頼される方は、心の奥底で自分の悩みや怒り・悲しみを整理できていない方も多くいらっしゃいます。
私が作った書面を裁判所や相手に送る前に、依頼者に見てもらうんです。そのときに、「私が言いたかったのはこういうことです」と言っていただくことも多くて、そういうときは非常に嬉しいですね。
法律トラブルが解決しても、依頼者の人生はまだまだ続きます。その人生をより良いものにするためには、しっかり納得した上で解決することが大切です。ですから縁あって相談や依頼をいただいた以上、「相談してよかった」「依頼してよかった」と言っていただけるような仕事をしたいですね。「もっとできることがあったかもしれない」「あのときこうしていれば良かった」という後悔は残したくありません。
より良い結果を追求することはもちろん、解決までのプロセスも大切に
相続についてよくある相談内容を教えてください。
遺産分割全般についてご相談をお受けします。これから相続人同士で協議を始めようという方、何度か協議したけどまとまらない方、調停を申し立てられた方など、状況は様々です。
当事務所の場合は、比較的早い段階で相談に来る方が多いように思います。私も弁護士の仕事を始めて20年以上経ちましたので、過去に別の案件でご依頼いただいた方から「とりあえず聞いてみよう」という感じでご連絡いただくことも多いです。
私は、「困ったな」と思ったときに顔を思い出してもらえる弁護士でありたいと思っています。ですから、相続が発生したときに、私の顔を思い出していただき、連絡をいただくのは、とても嬉しいことです。
最近の相談の傾向はありますか?
被相続人(亡くなった方)と同居していた相続人の使い込みの有無が問題になるケースが増えたように思います。
同居していた相続人が預金を管理していて、遺産分割協議の中で通帳を確認したら、およそ被相続人の生活費とは思えない金額が引き出されていた、といった状況です。それで、「同居していた相続人が、自分の生活費や遊興費に使ったんじゃないか」という疑いが浮上して相続人同士で争いになり、当事者だけではどうにもならないということで相談に来られます。
実際に使い込んでいたのか、それとも事実無根なのかを明らかにするために、銀行の取引履歴などの証拠を集めて、地道に調査していきます。
相談者の男女比や年代などはいかがでしょうか?
特に男女どちらが多いということはありません。親の相続で相談される方が多いので50〜60代の方が中心ですが、それ以外の年代の方もいらっしゃいます。
相続の分野に注力している理由を教えてください。
私は長年、個人や企業の身近な困りごとを取り扱ってきましたが、その中でも、相続は誰にでも起こりうる問題で、感情的な対立や難しい法律問題も絡みます。友人などには相談しづらいことですから、悩みを受け止めてもらうという意味でも弁護士は必要な存在ではないかと思います。
相続案件を手掛ける上で心がけていることを教えてください。
他の分野でもそうですが、依頼者の方が100%満足できる結果というのは、なかなか得られません。依頼者の方が「絶対にこうしたい」と希望していても、他の相続人との関係や裁判所の判断など諸々の事情を踏まえると、その希望を100%実現することが難しい場合がほとんどです。
ですから、依頼者の方が最大限満足できる結果を目指しながらも、解決に至るプロセスも大事だと考えています。弁護士は法的トラブルを解決する仕事ですが、ただ法律論をふりかざしても依頼者の方から満足していただけません。しっかりお話を聴いて、想いを汲み取って、裁判所や相手に伝える。そういったことを繰り返すうちに、少しずつ気持ちや悩みが整理できて良い解決に向かうと信じて、日々ご依頼いただいた案件に取り組んでいます。
事務所を構える場所にもこだわりました
相続案件の依頼を受けた場合、どういう風に進めていかれますか?
本当にケースバイケースです。すでに対立が深まっていて、到底話し合いでは解決できそうにないなら、早々に調停を申し立てることもあります。場合によっては、私から他の相続人に、「決して皆さんと喧嘩したいわけではない」という内容の書面を出して、必要以上に対立しないように気を配ることも少なくありません。
先生の事務所ならではの強みや、他の事務所との違いはどんなところでしょうか。
1つは、20年以上弁護士を続けてきた中で得られた知識や経験です。見通しの精度や、解決策の引き出しの多さ、判断の早さは、向上しているのではないでしょうか。
また当事務所にはもう1人弁護士が所属していますが、彼は若くて人柄も柔らかく、事務所としてうまくバランスが取れていると思います。弁護士が2人いるので、急なご相談や作業量の多い案件にも対応しやすいというのも強みですね。
もう1つ挙げるとすると、事務所の立地でしょうか。福岡市中央区役所のすぐ近くで、飲食店などが立ち並ぶ繁華街の中にあります。この場所を選んだのは、アクセスの良さはもちろんですが、依頼者が事務所に来る前、来た後に、暗い気持ちにならないでいただきたいという理由もあります。
法律事務所で話すことは、どうしても暗い内容になりがちです。でも事務所を一歩出れば、色んなお店があります。相談の帰りにちょっと美味しいものを食べて帰ろうとか、新しい服を見て帰ろうとか、少しでも明るい気持ちになっていただけると良いなと思ってここを選びました。
初回相談無料。弁護士というワードが頭に浮かんだらご相談ください
弁護士に相談するかどうか迷っている方も多いと思いますが、どういうときに相談すれば良いでしょうか?
少しでも不安や疑問があったら、とりあえず相談してみてください。もっと言うと、「弁護士」というワードが浮かんだ時点で相談した方が良いと思います。きっと、今私の記事をご覧いただいている方は、「弁護士」というワードが浮かんだからこそ、このサイトにアクセスしたはずです。ですから、少し勇気を出して、一度ご相談いただければと思います。
「弁護士は揉めてから相談するもの」と誤解されることもありますが、揉める前に相談することがベストです。これから協議を始める上で、基本的な法律知識や心構えを知っておきたいという相談でも大歓迎です。
相談は、早ければ早いほど良いです。相続人同士で散々話し合って対立が深まった後だと、どうしても解決が大変になります。時効などの期限もありますし、遺産分割協議書にサインした後に相談に来られても、まずやり直しはできません。
それでも、弁護士に対するハードルが高いと感じる方も多いと思いますので、当事務所では、このサイトからのご相談につきましては、初回相談は無料にしており、気軽にご相談いただけるようにしています。
先生に相談したい場合は、どのようにすれば良いでしょうか?
お電話またはWebからご予約ください。電話やZoomなどオンラインツールを使った相談にも対応しております。なかなか平日は時間が取れないという方でも、電話相談であれば土日祝でも対応いたします。
初回の相談ではどのような対応をしているのでしょうか。
弁護士に相談するというのは、人によってはすごく勇気が必要であったり、緊張しながら相談にこられる方もおられます。ですから、安心して話ができるような雰囲気づくりを心がけています。
相続について悩み、弁護士への相談を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
相続トラブルは、当事者の方にとって非常にストレスがかかる問題だと思います。しかし、1人で悩んでいるだけでは解決しません。悩ましい問題だからこそ、自分だけで抱え込まずに、弁護士に打ち明けていただければと思います。法律面はもちろん、お気持ちの面でも、お話しをしていただくうちに少しずつ整理ができて心境も変わっていくはずです。お気軽にご連絡ください。